根本山の行事報告
根本山しぜん体験教室
5月8日(日曜日)春の草花遊びと草花学び
今回は、大人と子どもが別行動で楽しむ観察会。今日はどんな草花で遊べるかな。どんな発見があるかな。早速、それぞれ分かれて出発です。
子どもたちを見送った大人たちは、ベランダからオニグルミを観察。クルミの花って知ってますか?
オニグルミのめ花
「え?これが花?」大人も初めて見るオニグルミのめ花は、花びらがないんです。めしべがむき出しです。
匂いも観察ポイントのひとつ。キュウリの匂いのするキュウリグサ。チドメグサはニンジンの匂いがします。自分で試して納得できました。
そして、植物を観察していると虫も見えてきます。エノキの葉にはヒオドシチョウの幼虫、ベランダのオニグルミの葉にもクルミハムシがいました。植物観察は、“発見”がつながります。だから楽しい!
子どもたちは草地や林縁に行ってみよう。見て、ハギの若葉を口に当てて吹いたら音が鳴るよ。
はじめは音が出なくても、すぐにコツをつかんでピーッ、ピューッと、あちこちからかわいい音が。
タンポポが指輪に、チドメグサがシールに、ヨシの茎が笛になるなど、草花遊びが盛りだくさん。
草花遊びをすると、植物のつくりがよくわかるので、しだいに「このふわふわする葉っぱは何?(ハルジオン)」「あの大きな花は何?(ホオノキ)」と質問が出て、その解説にも興味津々でした。子どもたちなりに植物について、知識や関心が深まったようでした。
6月11日(土曜日)キケンな虫や草をおぼえよう
今回は、人に危害を与えることもある身近な生き物を知って、自分の身の守り方や被害にあった時の対処法を覚える観察会です。
根本山にいるたくさんの生き物のなかで、気をつけなければいけない生き物は、ほんの少し。まずは、どんなところにいるのか覚えましょう。
ドクガの幼虫
毛に触るとかぶれるドクガの幼虫は、コナラやリョウブ、サクラ、グラジオラスなどいろいろな植物についています。葉っぱの裏にいることも多いですよ。
「あっ、いた!」自分で見つけられるようになれば、キケンを避けられるようになりますね。
雑木林の樹液にはスズメバチがいました。子どもの「近寄ってよく見たい!」という好奇心は大切だけど、刺されないためには、「近づかない」「刺激しない」が鉄則です。

樹液にいるオオスズメバチ
スズメバチは、土の中に巣を作ることがあります。気がついた時が、巣を壊した時だったということも。その時は、すぐに走って巣から離れること!
キケンな生き物を含め、いろんな生き物がいるからこそ、里山。気をつけることを知っていれば、里山はいつだって楽しいところです。もちろん、里山に出かける時は、長袖シャツと長ズボン、帽子着用でね。
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更新日:2022年06月16日