その不調、ストレスが原因かも?ストレスと上手に付き合おう
そもそもストレスって?
私たちは毎日、たくさんのストレスを受けています。ストレスとはそもそも、体の外から刺激を受けたときに生まれる緊張状態のことであり、さまざまな種類があります。
- 環境的な要因…天気の変化、騒音など
- 身体的な要因…病気や睡眠不足など
- 心理的な要因…不安に感じることや悩みごとなど
- 社会的な要因…仕事が忙しい、人間関係がうまくいかないなど
- その他の要因…進学や就職、結婚、出産などの、人生での節目の行事
ストレスを受け続けると、どうなる?
ストレスを受けることで、気持ちが不安定な状況が続くと、体調を崩すなどの体への変化が起こります。
- 【体の変化】 頭痛、めまい、動悸、首や肩のコリ、胃腸の不調、食欲低下、血圧や血糖値の上昇、眠れない、眠っても何度も目が覚める。
- 【心の変化】 ゆううつ、やる気が出ない、いらいらする、ソワソワする、いつも不安な気持ち、いつも緊張している、集中できない、すべてがおっくうに感じる。
- 【行動の変化】遅刻や早退が増える、お酒やたばこの量が増減する、作業のミスが増える。
これだけでなく、ストレスを感じると、自分なりのストレスのサイン(たとえば、ストレスを感じると歯が痛くなる、腰が痛くなるなど)が起きることもあるため、自分特有のサインを知っておくことも大切です。
ストレス反応が出ているときは、生活習慣を見直してみよう。
起床時に日光を浴びて、しっかり朝食を食べる。
体内時計がリセットされ、睡眠リズムが整い、生活リズムにメリハリがつきます。睡眠を促すホルモンが、朝食を摂った後、14~16時間後に作られるため、夜になると自然な睡眠を促すことができます。睡眠ホルモンをしっかりと分泌させるために、朝食は必須!とくに、ビタミンや良質のたんぱく質を取ると効果的です。
寝る2~3時間前の行動を見直す。
睡眠薬の代わりとして寝酒を飲んでいる方は、実は逆効果。アルコールの分解で眠りを浅くし、途中で目覚めやすくなります。イビキもかきやすくなり、睡眠時無呼吸症候群を悪化させる恐れもあります。また、就寝時間に近い場合の夕食は、胸焼けなど胃腸の不調の原因にもなります。質の良い睡眠を取るための方法については、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」をぜひ参考にしてください。詳しくは下記ファイルをご覧ください。
睡眠健康を保つために COVID-19 緊急事態宣言のため自宅でお過ごしの皆様へ (PDFファイル: 320.2KB)
ゆったりとしたストレッチと深呼吸で、リラックスホルモンを促す。
ストレスにより自律神経のバランスが乱れると、交感神経が優位になったままの状態が続きます。ストレッチで体の緊張をほぐし、副交感神経を優位にさせることで、リラックスホルモンの分泌を促すことができます。
あなただけでなく、あなたの隣のひとは、大丈夫?
ストレスの反応が強い場合は、我慢せずに医療機関を受診し、カウンセリングを受けたり、薬を飲むことも大切です。
精神科、心療内科などに相談するか、県東健康福祉センター(連絡先:82-2138)の精神保健福祉相談を利用してみましょう。
また、家族や地域で心配な様子の方には、「最近どうしたの?」と声をかけていただき、ストレス状態の早期発見にご協力をお願いいたします。心配な様子が続くときには、県東健康福祉センターや市へご相談ください。
医療機関を継続的に受診する場合は、「自立支援医療」という医療費の補助制度をご活用ください。詳細については社会福祉課障がい福祉係へお尋ねください。
ストレスと上手に付き合い、心の健康づくりをしていきましょう。
更新日:2023年03月27日