あなたにも知ってほしい、発達障害の特徴や関わりかた

更新日:2023年03月27日

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発達障害って?

発達障害とは、発達障害者支援法において、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)その他これに類する脳機能の障害で、通常低年齢において発言するもの」と定義されています。生まれつき脳の発達が通常の脳と異なる点があるために、幼児のうちから症状が現れ、一般的な子育てのやり方ではうまくいかないことが多いです。成長するにつれ、苦手とする部分が目につくようになってしまいがちですが、その特性を本人や周りがよく理解し、その人にあったやり方を生活の中で工夫できれば、持っている本来の力が生かせるようになります。

→自閉症やADHDなど、それぞれ発達障害の特徴や関わり方のポイント:厚生労働省

個人差の大きい点が特徴。

発達障害は『病気』ではなく、『生まれつきの特性』であり、同じ障害であっても個人差があります。(コミュニケーションが取りにくい、体の使い方が不器用、集中すると周りが見えない、決まったやり方でないと対応できない、急な予定変更や初めての場所が苦手、すぐに手が出てしまうため友達関係でトラブルになりやすい、本人なりのこだわりが強い、思い通りにならない時にかんしゃくが強い等) 本人の特徴や癖で気になることがある際は、かかりつけの小児科や乳幼児健診、スクールカウンセラー等、医師や専門職に相談してみましょう。まさか自分が、まさかわが子が・・という不安を1人で抱え込まず、誰かに相談することで、日常生活の工夫点や、活用できる社会資源を知るきっかけになります。

→専門的な相談先はこちら:栃木県発達障害者支援センターふぉーゆう

成長とともに改善されていく部分もある。

厚生労働省の発表では、『発達障害は「先天的なハンディキャップなので、ずっと発達しない」ではなく、発達のしかたに生まれつき凸凹のある障害です。人間は、時代背景、国の文化、社会状況、家庭環境、教育など、多様な外的要因に影響を受けながら、一生かけて発達していく生物であり、必ずしも普遍的なハンディキャップとは言い切れないのです。個人差はありますが、「障害だから治らない」という先入観は、成長の可能性を狭めてしまいます。周囲が彼らの凸凹のある発達のしかたを理解し、サポートすることにより、「ハンディキャップになるのを防ぐ可能性がある」という視点をもつことは重要です。』としています。適切なタイミングで、適切な工夫を積み重ねることが大切であるといえます。

まちの中で見られる行動への誤解(出典・参考:厚生労働省)

発達障害の子も、町の中で様々なルールを学んでいきますが、騒いだり、パニックを起こしたりして、「なんで親は厳しく叱らないんだ」と周囲をイライラさせてしまう場合があるかもしれません。しかし、発達障害の子の中には、少しの時間を待ってあげるほうが、無理に叱るよりもずっと早く混乱から抜け出すことができることもあります。上手に発達障害の子の混乱に対応できなくても、「発達障害の子のパニックだ。そのうち落ち着くだろう」という知識を持っているだけで、本人もご家族もずいぶんと楽になるのではないでしょうか。

発達障害のお子さんが利用できるサービス

  1. 児童発達支援
    日常生活の基本的な動作の指導、知識技能の習得促進、集団生活への適応訓練などの支援を行います。
  2. 放課後等デイサービス
    学校の授業終了後や夏休みなどに、生活能力向上のための必要な訓練や、社会との交流促進などの支援を行います。

1.2.のいずれも小児科医や神経科医等による発達障害や身体障害等の診断を受けているお子さんを対象としています。詳しくは社会福祉課障がい福祉係(電話番号0285-83-8129)までお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 社会福祉課 障がい福祉係
〒321-4395
真岡市荒町5191番地 本庁舎1階
電話番号:0285-83-8129
ファックス番号:0285-83-8554
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