鬼怒水辺観察緑地情報

更新日:2025年04月11日

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キジのペア

鬼怒水辺観察緑地内で見かける、国鳥「キジ」のペアです。「ケッケーン、ケッケーン」という鳴き声が聞こえたら探してみてください。これからの季節は繁殖期になりますので、あまり近づかずそっと遠くから観察してくださいね!(4月10日)

オオバンの池の生垣剪定

春に向け、オオバンの池の観察台にある生垣を剪定しました。毎年、田植えが近づく4月下旬頃に、オオバンの池に水が溜まり、待っていたかのように野鳥たちが集まってきます。水辺の野鳥から見た生垣は、目隠しとなりますが、観察者からみた生垣は、低いほうが見やすいですよね。両者のちょうどいい高さとなっていますので、ぜひ、のぞいてみてください。(1月30日)

冬のオオバンの池

冬のオオバンの池は、渇水期となり、写真のように4月中旬くらいまで池の水が無い状態になります。雨や雪が降ると凹んだところに水たまりができ、タシギやタケリなどの野鳥が、ミミズや虫などを食べてる様子が観察できますよ。池の水がない今なら、この時期しか体験できない池底散策ができますので、興味のある方は長靴持参で池底を歩いてみてはいかがでしょうか?(1月5日)

 

カワセミ

この時期、観察センター前の水路でカワセミを見ることができます。写真はオス個体でメスは下クチバシがオレンジ色になります。「翡翠・ヒスイ」と言われるほど美しい色をした鳥です。キレイですよ!!大きさは、17センチ位でスズメより少し大きいです。鳴き声は「ピィー」と高い声を出します。餌の取り方は有名で、水中ダイビングをして小魚を捕まえますが、カエルやザリガニなども食べますね。ぜひ、捕食シーンを見たい方は上着持参で来てみてはいかがでしょうか?(笑)お待ちしてます!!(12月20日)

 

ヒドリガモ

年の瀬、朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。カモたちは換羽が終了すると恋する季節となり、婚活が始まりますね。

写真は、ヒドリガモです。昼間はのんびり過ごし、夕方から活動する夜行性のカモで、水草や植物の種などを食べます。当観察緑地には、カルガモ、コガモなどのほかたくさんの鳥たちが観察できますので、興味のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。(12月10日)

シンジュキノカワガ

珍しいガの紹介です。オオバンの池のシンジュの木(ニガキ科)で今年見つかった、シンジュキノカワガの成虫とそのサナギです。とても綺麗なガで、遇産種(自然現象で時々日本にやって来る種)と言われています。調べてみると中国等に生息しているガでニガキ科の樹木の葉を幼虫が食べるようです。西日本では、目撃情報はありましたが、ここでは初めてなので驚きました。本種は、日本では越冬できないと言われていましたので、オオバンの池付近で越冬ができるのか疑問は残りますが、これも暖冬の影響なのか、来年の発生を待ちましょう。(11月6日)
 

日本ウナギ

鬼怒水辺観察センターでは、生き物展示として鬼怒川中流域に生息している魚類を4つの水槽に分けて展示しています。今回は一番大きい水槽(幅1200センチメートル)で飼育している日本ウナギを紹介します。愛称は「ウナちゃん」といいます。このウナちゃん、ここに来て2年がたちますが、夜行性なのかずっと昼間は竹筒の中に隠れています。この写真は日中なのに偶然撮れた写真で、砂の中に潜り込む瞬間です。「頭隠して尻隠さず」(笑)。皆さん、ウナちゃんに会いに来てね。
 

オオタカ若

下の写真の食痕を残したと思われる別のオオタカの写真(参考)です。今期は、写真が撮れていなくてすみません。体長50センチメートルくらいで、決して大きいわけではないのにオオタカ?と、思われがちですが、成鳥になると背中が青灰色に変化し蒼鷹(あおたか)と言われていたので、それが由来とか。
 

オオタカの食痕

センター東口付近の写真です。写真下の芝の所に鳥の羽が映っていますが、鷹などが獲物を狩り、食事をした後の食痕です。羽を見ると、キジバトが食べられてしまったようです。ここ数日前からオオタカの幼鳥?若鳥?が2羽(今季生まれの兄弟?)を、見かけることがありましたので、多分オオタカの食痕かもしれません。でもこんな場所で食べるとはめずらしいですよね。(11月16日)
 

ハシビロガモ

現在、オオバンの池では数種類のカモたちが観察できます。写真はハシビロガモのペアで扁平なクチバシが特徴ですね。今はまだ、換羽中で写真のような羽ではありませんが、きれいなカモです。他には、オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、カルガモなど200羽位のカモが見られますので、バードウォッチングや写真を撮りたい方は、ぜひ、お越しください。また、この時期はエクリプス(冬羽・繁殖羽)換羽中のカモが多く混じっていますので、興味のある方は、より楽しく観察できますよ。(11月13日)
 

アトラス彗星

2023年1月中国科学院天文台で発見された紫金山・アトラス彗星です。とても綺麗ですね!鬼怒水辺観察センター駐車場で、10月15日18時30分頃撮影した1枚です。センター付近は地上光が少なく障害物もないので、天体観測には適している場所です(初級者向き)。ぜひ、星を見たい方はご家族で観測にきてくださいね。(10月31日)

 

鬼怒水辺南草刈

センター南側オオバンの池へと続く道。冬鳥がそろそろやって来る時期、カメラや双眼鏡を持って鬼怒水辺観察センターへ出かけてみてはいかがでしょうか?冬鳥たちが、皆さんをお待ちしてます。(10月30日)
 

水辺センター北草刈終了

センター周辺の草刈が終了しました。すっきり奇麗になりました。(10月30日)
 

アキアカネ交尾

アキアカネの交尾。暑さが苦手なアキアカネ、涼しい山地から平地に移動して産卵の時期になりました。やっと秋らしくなってきましたね。これからの季節、オオバンの池やトンボの池では、カモなどの冬鳥が渡って来て、にぎやかになることでしょう。(10月18日)
 

今日のあいさつ

10月6日(日曜日)「赤トンボをつかまえよう」の行事を実施しました。天気が心配でしたが、雨がやんでよかったです。

出発

さあ、赤トンボに会いに行きましょう。

狙いを定めて

見つけた!狙いを定めて虫取り網を振り上げて、ああ、逃げられた、残念。

トンボの取り方

虫取り網の振り方を伝授。コツがあるんですよね。

親子で虫取り

いろんな種類のトンボやバッタまで取れてお父さんも満足。

ケースの中身

さあ、みんなでトンボの種類の説明を聞きましょう。

トンボ合わせ

ナツアカネ、アキアカネ、マユタテアカネ、ノシメトンボ、シオカラトンボ、アオイトトンボと6種類のトンボを捕まえることができました。子供たちは真剣に話を聞いていました。

解説中

トンボの体の仕組みや見分け方、特徴などを解説。

センター

終了間際に、雨が降り出したのでセンター内で質問の受け答えをした後に解散となりました。昆虫の中でも人気の高い「トンボ」。環境の変化によって、減少傾向にある昆虫とふれあい、子供たちは何を感じ何を思ってくれたのか。

マイコアカネ交尾

マイコアカネの交尾、ここ鬼怒水辺観察緑地で観察できるトンボです。林に囲まれた池沼や湿地に生息しているトンボで、ここの環境条件が適しているのでしょう。また、10月6日に赤トンボの観察会を実施予定ですが、このマイコアカネ、見ることができるといいのですが。(10月3日)
 

カエルの池

今年は、カエルの池のガマ刈りを実施しました。池の周りの下草も刈り取り、光や風通しがよくなり植物や昆虫等を観察しやすい環境となっています。昨年同様、草の伸びが早いような気がしますが、みなさんは、どう感じていますか?(9月26日)
 

ギンヤンマ

ヤンマの仲間では人気者、ギンヤンマです。飛行速度が速く時速60キロメートルはあろうかと、また、ホバリングなども行うきような羽を備え持ったヤンマです。ほかにも、オニヤンマなども有名ですよね。ギンヤンマは7センチ位のサイズで見つけやすいので、ぜひ、観察したい方はいらしてください。(9月19日)
 

水質調査

来園者が安心して水辺観察ができること、そして生物により良い環境を作ることを考え水質の向上に取り組んでいるところです。いきもの好きの方、ぜひ、いらしてください。(9月8日)
 

水質検査

鬼怒水辺観察緑地では、毎年この時期に池の水質分析調査をしています。(9月8日)
 

アオイトトンボ

アオイトトンボです。ここ鬼怒水辺観察緑地では、今の時期、よく見ることができるトンボで、色は金属緑色で美しいんですよね。イトトンボの中では、4センチくらいの大きさなので、見つけることは難しいことではありません。しかし、イトトンボの仲間で3センチに満たない種類、例えばアジアイトトンボなどは、見つけにくいんですよね。(9月6日)
 

メスのナツアカネ

ナツアカネの未熟メスかな?よく見かけるトンボです。「よく見かける」ある意味環境変化にも順応できてる貴重なトンボだと思います。オスは、成熟すると真っ赤に染まりこれぞ赤トンボといえる風貌に変化します。アキアカネに似てますが、胸部の模様が少しだけ違いがあること、サイズがやや小さいことで判別できます。今の時期(8月)ここでは、アキアカネは見かけませんからね。(8月30日)
 

マイコアカネメス

写真はマイコアカネの未熟メスです。みなさんは、逆立ちしているトンボを見たことはありませんか?太陽光が強く、気温が高い日に見ることがあると思います。このポーズは、太陽の方角に腹部を突き上げて日を遮る、つまり、強光を受ける面積を減らしているといわれています。トンボから学ぶ熱中症警戒情報なのです。みなさん、どうぞお気を付けください。(8月10日)
 

マイコアカネ未熟

オオバンの池の観察台で見かけたトンボです。写真はまだ未熟のマイコアカネですが、赤トンボの仲間で成熟するとオスは水色顔になり体は真っ赤に染まりイケメントンボに変身します。他にもアオイトトンボなども見られ、とても良い環境となってますので、トンボ好きはオオバンの池へあつまれ。(7月31日)
 

夏のオオバンの池

耳をすませると、カイツブリの鳴き声が聞こえてきます。ここオオバンの池で6月に実施したカイツブリの観察会の時はまだ抱卵中であったが、その後、生まれた雛が親離れをして元気に動き回っています。天敵が多い自然界、無事に成長してほしい。と、私は願う。(7月30日)

 

トンボの池

当センターから見たトンボの池の1枚です。写真では見ずらいですが5つの池に分かれ、各々が水路を通じてつながっています。池の周りは草地になっていて、季節ごとのトンボやチョウ、バッタなどを観察できますので、どうぞお越しください。また、団体での利用も可能ですので、ご相談くださいませ。追伸、暑い日が続きますが、当センターは指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)指定となっていますので、お気軽に利用ください。(7月24日)
 

コフキトンボメス

下の写真に引き続き、コフキトンボのメスです。こちらは、帯型となります。ミヤマアカネに似た褐色のはんもんがありますね。打水産卵時に見る水面がとても美しいと思うは、私だけでしょうか?みなさんはどう思われますか。(7月3日)
 

コフキトンボの雄の写真です。

コフキトンボです。大きさは4センチくらい、「粉吹き」トンボの意味でついた名前のようです。一見シオカラトンボに似てますが複眼色やサイズの違いがあります。この個体は、メス?いや若オスかも?

メスは、2型あるので現段階ではまだわかりませんので成熟を待ちましょう。オスならもっと粉が吹き複眼が黒くなりますね。(6月30日)
 

バードウォッチングの説明

6月16日日曜日「カイツブリの親子を見よう」の行事を実施しました。オオバンの池で営巣しているカイツブリのお話と野鳥観察のルールを聞いた後、現地に向かいました。

ワクワクが止まらない

トンボやバッタなどに子どもたちはドキドキ、ワクワク。もうすぐオオバンの池です。

オオバンの池の生き物

到着、オオバンの池の観察ポイントなどの説明を聞きました。

スコープにて

観察スコープの使い方を学んで、カイツブリを探そう。「ちょっとむずかしいかも」?

何がみえるかな

3か所で営巣している情報あり。「いた!カイツブリだ。」

双眼鏡にて

双眼鏡でお父さんも観察中。

ヨシ原の中から

見つけました。抱卵中のカイツブリです。そっと観察しましょうね。

カイツブリみつけた

スコープでアップで見たい!

カイツブリの巣

カイツブリの親子をみたかったのですが、今年は少し遅れているようです。抱卵中なのでもう少し時間がかかるようですね。雛が生まれたら皆さんまた来てください。
 

アオモンイトンボ

アオモンイトトンボの交尾。ハート形に見えるときもありますがくずれてしまっています。アジアイトトンボに似ていますが少し大きく8節が青色なので区別がつきます。メスはオスと同色タイプと異色タイプがあり未成熟のオレンジ色はとても美しいです。3センチちょっとのイトトンボですが、よく観察すると色々と気づくことがありますので面白いですよ。アオモンに限らずトンボに興味のある方は見に来てはいかがですか。なお、採集目的はお控えください。(6月15日)
 

小学校にて環境学習講座

市内小学校にて出前講座を実施。野鳥の写真を見たり鳴き声を聞いたり子供たちは興味津々。今度は鬼怒水辺観察緑地の自然の中で、生き生きとした生きものたちを観察しましょうね。(5月29日)
 

昆虫標本箱

真岡市で見られるチョウの標本です。「このチョウチョ見たことあるー。」と好評でした。
 

アオハダトンボのオス

アオハダトンボのオスです。トンボの池で今年初観察ですが、まだ羽化間もないのでしょう、とてもきれいな色をしています。耳をすませば遠くでカッコウの声が聞こえてきます。いいところです、ぜひお越しください。(5月17日)

 
オオヨシキリ

この時期、ヨシ原から「ギョギョン」という鳴き声が聞こえてきますが、その正体は写真の通り、”オオヨシキリ”という夏鳥です。オスはメスより早くテリトリーを作ってメスを待ちます。大きさはスズメより少し大きいぐらいで虫が好物な野鳥です。ここ鬼怒水辺観察緑地では、ヨシ原がありますので観察したい方はぜひお越しください。(5月8日)
 

ホソミイトトンボの交尾

ホソミイトトンボの交尾。このトンボ、元々はもっと南の方にいたのですが、3年くらい前からここトンボの池付近で見られるようになりました。温暖化の影響なのか生息域が広がっているようです。
 

ダイサギ

サギと言ってもコサギやチュウサギ、大きいものではアオサギなどがいますが、この写真のサギはダイサギです。大きさは全長85センチメートルぐらいで、アオサギよりちょっとだけ小さいですが近くで見ると迫力満点。近づきすぎると逃げちゃいますけどね。ちなみに、サギって飛んでいるときは首をたたんで飛ぶんですよ。豆知識として覚えておけば、他の似ている野鳥と見分けるのに役に立ちますよね。
 

鬼怒水辺観察センターからのお願い

アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメを野外に放さないで!

アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメは、平成5年6月より「条件付き特定外来生物」に指定されましたので、野外に放したり逃がしたりすることは法律で禁止され、違反すると罰則・罰金の対象になります。

ペットとして飼育されているアメリカザリガニ・ミシシッピアカミミガメは、これまで通り飼うことができ、申請や許可、届出等の手続きは不要です。寿命を迎えるまで大切に飼育してください。

なお、鬼怒水辺観察センター管理地内の池には絶対に放したり逃がさないでください。また、引き取り等もできませんのでよろしくお願いいたします。

鬼怒水辺観察センター(真岡市防災センター)では、鬼怒水辺観察緑地の自然を 写真などで紹介しています。

  • 開館日 :毎週水曜・土曜・日曜日と国民の祝日
  • 開館時間:午前9時~午後3時
  • 入館料 :無料
  • 駐車場 :乗用車45台(無料)