根本山自然観察センター 行事報告
6月13日(土曜日)キケンな虫や草をおぼえよう
身近な雑木林や水辺で気をつけたい生き物を知ってもらい、どんなところにいるのか、どうしたら被害を防げるか、被害にあった時にどうすればいいのかを覚えてもらいました。参加者は、大人と子どもあわせて20名でした。
まずは、出かける時の服装が肝心。被害にあわないための一番の対処法です。いつでも長袖シャツと長ズボンを着て、頭は帽子をかぶって守ります。
雑木林では、樹液に来ていたオオスズメバチとコガタスズメバチを観察しました。遠くからでも、オオスズメバチの大きさに圧倒されます。スズメバチやアシナガバチが刺すのは、自分の身を守るため。いそうな場所を知って、近づかないようにしましょう。
ヤマウルシ

ヤマカガシやマムシの毒は、獲物が動かないようにしてから、自分が安全に食べるために備わったもの。ヤマウルシやヌルデにかぶれる成分があるのも、葉っぱを虫に食べられないようにしたいのかも。
雑木林や水辺がある里山は、昔から私たちの住みかであり、キケンな生き物を含めた、たくさんの生き物の住みかです。それぞれに大切な住みかの里山を、これからもずっと残したいものです。そして、これからもずっと、ここが楽しいところであるために。
5月24日(日曜日)草むら探検と樹木観察(大人と子ども別行動)
年に一度、大人と子どもが別行動で楽しむ観察会は、毎回好評の行事です。今回もそれぞれにあった観察の仕方で、根本山の生き物観察を楽しみました。参加者は、大人8名、子ども8名でした。
チョウの谷の風景
オオムラサキの幼虫
大人はチョウの谷へ。谷沿いの林縁に生えているのは、エノキやサワフタギ。エノキにはオオムラサキの幼虫が、サワフタギにはシロシタホタルの蛹が見られました。それぞれの葉っぱを食べる虫も一緒に観察すると、樹木観察のおもしろさが広がります。
ナツハゼの花
ウワミズザクラの若い実
チョウの谷では、ほかにナツハゼやウワミズザクラもあります。ナツハゼの花は、淡い黄緑色。スズランのような形でかわいい花です。蜜を吸いに来ていたスズメバチやハナバチも観察できました。
今日見たこと、感じたこと、ぜひお子さんや誰かに話してくださいね。きっと樹木の名前も覚えています!
期待いっぱいで草むらへ!
バッタ類の幼虫たち
子どもたちは、草むらに隠れている生き物を探す「草むら探検」に出かけました。虫とり網や虫かごを手に、足元や葉っぱの上をのぞきながら探すと、「小さなバッタがいた!」「こっちにもいたよ!」と声が上がりました。草むらは、小さなバッタやキリギリス類の幼虫たちが育つ場所になっています。ほかにもトンボやクモ、カエル、カナヘビなど、思っていた以上に多くの生き物が見つかりました。
ヒメギス(キリギリス類)の幼虫
生き物を発見した場所を、お互いに案内しました。
最後はみんなで集まり、つかまえた生き物を見せ合いました。「どこにいたの?」「どうやって見つけたの?」と、それぞれの発見を紹介していました。そして、草むらが、たくさんの生き物を育んでいることに気がつきました。子どもたちは「また季節を変えて探検したい」と、生き物探しをもっともっと楽しみたい様子でした。
端午の節句にはショウブの葉っぱを使って、ショウブ湯、ショウブ巻き、ショウブ切りなど、邪気をはらうためのならわしがいくつもあります。今回は、自宅でショウブ湯を体験してもらうため、参加者19名とショウブを取りに出かけました。
ショウブの花序

ショウブが生えるトンボの水辺まで、ゆっくり歩いて約10分。池の水際に細長い葉がつんつん出ています。これがショウブの葉っぱ。根元から鎌でサクッと刈ると、いい匂いがします。この匂いこそがショウブの特徴です。そして、ちょうど花も見ごろで小さな花がびっしりとついた棒状の花(花序)も見られました。
ハリガネムシを捕まえて楽しそう。
いつの間にか、ショウブを取るより生き物探しに夢中になっている子どもたち。彼らが大きくなったとき、根本山でショウブを取りに行って、メダカやカナヘビを見つけて楽しかったことを思い出してくれるとうれしいです。
5月5日はショウブ湯に入って、この一年も元気に過ごせますように!
この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部 根本山自然観察センター
〒321-4311
真岡市根本56番地11
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更新日:2026年06月25日