根本山自然観察センター 行事報告
7月10日(木曜日)おとなの自然観察 ヤマユリのお花見ツアー
ヤマユリは野山でもっともよく見かけるユリです。7月から8月の暑い時季に、白い大輪の花をいくつも咲かせます。
今回は、根本山のヤマユリをたっぷり見てもらう観察会です!
根本山のヤマユリはすべて自生です。夏の草刈りでは、業者さんが刈らないように気をつけてくれています。
図鑑によると、タネから芽を出して、花を咲かせるまで5年以上かかるそうです。「そんなにかかるの!?」と大人でも驚いていました。
花びらのつけ根にある蜜をなめたり、オレンジ色の花粉まみれになっているシロテンハナムグリを観察したり、お気に入りのヤマユリを見つけて写真を撮ったり。
参加者11名の大人たちは、ゆっくり観察路を歩きながらヤマユリを満喫することができました。
7月4日(金曜日)、5日(土曜日)、6日(日曜日)
根本山の七夕~みんなの願いがかないますように~
7月7日は七夕。7月4日から3日間、昆虫の林の林縁から取ってきたアズマネザサを展示室の入り口に立てて、来館者の方たちに七夕飾りを楽しんでもらいました。子どもから大人まで、みなさんの願いごとはいろいろ。みなさんの願いがぜーんぶかないますように!
6月29日(日曜日)トンボを探そう
この時期はイトトンボの仲間、カワトンボの仲間、赤トンボの仲間などいろいろなトンボが羽化する時期です。トンボの水辺をみんなで探してみました。
水辺を歩くと木道や池の周りの草から何匹もトンボが飛び立ちました。さっそく採集して、どんな種類がいるのか見てみましょう。
「何回か逃げられたけどやっと捕まえたよ!」男の子が虫かごを見せてくれました。

飼育ケースにはオオシオカラトンボとノシメトンボが入っていました。オオシオカラトンボのオス同士がぶつかり合って縄張り争いをしていたそうです。ノシメトンボは赤トンボの仲間で今が羽化の時期です。
こちらはオオアオイトトンボを捕まえました。ショウブの葉の間をゆっくり飛んでいたそうです。羽化したばかりで素早く飛べないのでしょう。女の子が「翅がきらきらしてとてもきれいだね。」と話していました。
みんなでトンボを探した結果、アキアカネ、ナツアカネ、ハグロトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ノシメトンボ、オオアオイトトンボが見つかりました。羽化したばかりの赤トンボ類は林縁や林内で多く見られ、成熟するまでそこで過ごしているようです。トンボには幼虫が暮らす水辺に加えて、豊かな草地や林など、多様な自然環境が必要なのが分かりました。
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更新日:2025年07月17日