特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリムシにご注意ください
被害の確認について
令和7年2月28日に、真岡市内 の トチノキ3本で、特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリムシの被害が確認されました。
当該被害樹は、被害拡大防止のための防除を実施予定です。
ツヤハダゴマダラカミキリにご注意ください
ツヤハダゴマダラカミキリムシとは
ツヤハダゴマダラカミキリは、アキニレ、カツラ、トチノキ、エンジュ、ポプラなど、幅広い樹種の樹木の内部を食い荒らし、枯らしてしまう特定外来生物です。
栃木県内では、トチノキの被害が確認されています。
疑わしいカミキリムシを発見した場合には、市環境課もしくは県東環境森林事務所までご連絡ください。
ツヤハダゴマダラカミキリの特徴と在来種 ゴマダラカミキリとの違い
成虫の体長は、約2.0センチから3.5センチです。
全体的に光沢のある黒色で、在来種のゴマダラカミキリとよく似ています。主な形態の違いは次のとおりです。
・ゴマダラカミキリは胸部に2つの白紋があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない
・ゴマダラカミキリは上翅基部の表面に突起がありボツボツしているが、ツヤハダゴマダラカミキリは滑らか
・ゴマダラカミキリは小楯板(羽の合わせ目の三角の部分)に白色軟毛があり白くなっているが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない。
生態
・卵から生まれた幼虫は、樹木内部に入り込み、樹木の内部を食い荒らします。
・しばらく樹木の内部で過ごし、5~10月に樹木から10~15ミリメートルの脱出孔を開け脱出します。
・在来のゴマダラカミキリの脱出口が地際から高さ20センチメートルくらいまでに集中するのに対し、ツヤハダゴマダラカミキリの場合は、樹木のより高い位置も含め全体にみられる特徴があります。
・雌の寿命は2週間~60日ほどで、産卵数は50個ほどといわれています。
防除方法
・成虫を見つけた場合には、捕殺してください。(生きたまま運ぶことは禁止されています。)
・樹木に被害(幼虫に食害されている)がある場合には、被害木から成虫が出てきて他に被害が拡大するのを防ぐことが重要です。
・被害の拡大防止には、伐採が最も有効な対策です。伐採は、成虫の発生しない時期(10~4月)に行い、伐採した木は放置せず焼却等を行い、成虫の拡散を防止してください。
・伐採できない木については、排糞孔(幼虫がフラスを出す穴)から薬剤を注入し幼虫を駆除する方法やカミキリ類に登録のある農薬を樹幹散布する方法があります。
ツヤハダゴマダラカミキリムシについての詳細は以下のホームページを参考にしてください。
ツヤハダゴマダラカミキリムシの被害状況等について(栃木県のサイト)
林野庁「外来種ツヤハダゴマダラカミキリの被害モニタリング等について」 (PDFファイル: 668.3KB)
栃木県チラシ(小中学生向け) (PDFファイル: 4.0MB)
問合せ先
真岡市環境課環境保全係:83-8125
栃木県県東環境森林事務所:81-9001
この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部 環境課 環境保全係
〒321-4395
真岡市荒町5191番地 本庁舎2階
電話番号:0285-83-8125
ファックス番号:0285-83-8392
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更新日:2025年02月28日