重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症で、感染症法では四類感染症に位置付けられています。
令和7(2025)年8月8日、県南健康福祉センター管内の医療機関から、栃木県内で初の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生届出がありました。
これまで、SFTSは西日本を中心に患者の発生が報告されていたところですが、同年8月7日に北海道で初めての症例が確認され、今後は西日本に限らず他の地域においても患者が報告される可能性があります。
原因と症状
原因となる病原体は、SFTSウイルスです。
SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染します。マダニの活動が活発な春から秋にかけて患者が多く発生します。
草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を避け、虫除け剤を使用するなどして、マダニに刺されないように注意してください。
また、SFTSに感染・発病した動物(ネコやイヌ)から感染する事例も報告されています。体調不良の原因が明らかでないペットとの接触にも注意しましょう。
潜伏期間は6日から2週間程度で、主な症状は、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)です。重症例では出血傾向や意識障害を伴い、死亡することがあります。
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更新日:2025年08月19日