インタビュー「暮らしを耕すひと」vol.2 大瀧奈美さん

更新日:2026年06月18日

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「仲間とファンからの応援が活力。愛にあふれた農園」 TwinsFarm真岡いちご園 大瀧奈美さん

栃木県真岡市でグリーンツーリズムに携わる農家さん等の取り組みや想いを聴くインタビュー「暮らしを耕すひと」第二弾!今回はTwinsFarm真岡いちご園の大瀧奈美さんにお話を伺います。

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宇都宮市出身。前職はエステティシャン。現在は真岡市で観光農園「Twins Farm真岡いちご園」を営む。就農3年目。観光農園でのいちご狩りのほか、パフェづくり体験などグリンツーリズムを通じた地域の魅力発信に取り組む。今年度はとちあいか、紅ほっぺ、よつぼしなど計8種類の高設栽培を行っている。

 

TwinsFarm真岡いちご園:https://twinsfarm.net/

 

「真岡を好きになってもらいたい」。いちご日本一のまちの観光いちご園。

 

-観光農園を開設したきっかけを教えてください。

大瀧:ただいちごを作るだけでなく、真岡市までお客さんに来てもらい、真岡市が活性化すればいいなと思い始めました。来てくれたお客さんには、地元のお店を紹介しています。いちご狩りをきっかけに真岡を好きになってもらいたいです。一度来たお客さんが友達を連れてきてくれるんですよね。

真岡はいちごの生産量日本一の地域ですが観光農園が少ないですよね。私は観光農園がとことん増えてほしいです。栽培などについて切磋琢磨できる仲間が増えていくといいなと思っています。

-栽培品種が8品種というのは多いですよね。なぜ多品種を栽培しているのですか?

大瀧:最初は栃木の品種だけでも良いかなと思ったのですが、やっぱり多品種食べられた方がお客さんは嬉しいしお得感があるという考えがあったからです。

また、他のいちごの魅力も伝えたいというのがありますね。栃木県の品種だけではなく、他の品種も食べ比べしてもらうことによって自分の好きな品種を見つけてもらいたいです。お客さんの立場で考えて、「こんな品種もあるんだ」というのを体験してほしいと思いました。
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一株ずつ「愛」をこめて。観光いちご園のこだわり。

 

-農業を営む上でのこだわりはありますか?

大瀧:始めた年から、一株一株丁寧に確実にお手入れをしています。適当にやらない。愛をこめてやっています。「これがお客さんの口に入るんだ」というのはもちろん、「自分の子どもに食べさせてあげたいいちご」を作れるように減農薬を心がけています。害虫となるダニを食べてくれる天敵ダニを使ったりもしています。

また、お客さんに120%満足していただけるような「おもてなしの心」は常に持っています。コミュニケーションで喜んでもらえるんですよね。喜んで、ファンになって帰ってもらえるから大事な仕事だなと思います。いちごを作って満足してもらって、お客さんとコミュニケーションをとることが私の何よりの楽しみです。栽培は教科書通りにはいかず大変ですが、「おいしかったよ」と言ってもらうことが一番の励みになります。

育苗期間に入ると「なんか孤独だな」「静かだな」となりますが、お客さんの賑やかなことを想像しながらひたすら励まされて、お客さんの笑顔を思い浮かべて「頑張るぞ」と思いながら作業しています。

-いちごやお客さんへの愛を感じますね。施設は高設栽培で通路が広いですよね。

大瀧:お客さんの立場に立ったら、常にかがんで採るよりも、立ったままで採れる方が絶対に楽だと思います。また車いすの人はいちご狩りに行けないからと諦めてしまう人が多いんです。それはもったいない。足の不自由な方や、目が見えない方でも楽しめる。だから毎年必ず来てくれる人がいます。ベビーカーもUターンして帰って来られるくらいの幅なので、皆さん喜んでくれます。
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「市の職員やほかの農家さんとともに真岡市を盛り上げたい。」
真岡グリーンツーリズム推進協議会とともに活動することの楽しさ

 

-真岡グリーンツーリズム推進協議会のサポーターに加入したきっかけは何ですか?

 

大瀧:グリーンツーリズムという言葉を聞いたことはあったのですが、何をしているのか知らなかったので調べてみたんです。真岡を盛り上げている農家さんや市役所とコラボができると知り、確実に真岡を盛り上げることができると思いました。自分の観光農園と何かが合体することによって生まれる力があるのかなって。全部を一人で行うのは難しいので。

-協議会のサポーターに加入して良かったことはありますか?

大瀧:市の職員の方とのやり取りが楽しいです。いつも一人で発信しているので、すごく頼りになります。自分一人の力ではなくて、職員さんの人柄を含めてお客さんからもお褒めの言葉をいただき、その上でお客さんに「楽しかった」と言ってもらえて、自分の「活力」や「楽しみ」になっています。

-すごく周りの方々を大切にされているんですね。最後に、今後どのようなグリーンツーリズムに取り組みたいですか?

大瀧:もっと真岡を盛り上げたいと思っています。栃木県がいちごの生産量日本一というのはみんな知っていますが、その中で真岡が全国1位だって知らないんですよね。そこを熱くPRしていけたらいいなと思います。なので具体的なことはまだわからないですが、イベントができたらいいなと思います。それをきっかけに地域の人たちと交流もでき、来た人にファンになってもらえると思っています。市の職員さんにバックアップしてもらいながら、いちご農家さんだけでなく真岡のいろいろな農家さんと協力してもっと真岡市の農業を良くしていきたいです。
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取材、文章、写真:植村 大吉(真岡市地域おこし協力隊 グリーンツーリズムコーディネーター)

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