インタビュー「暮らしを耕すひと」vol.5細島岳志さん

更新日:2026年10月16日

ページID: 27384

「明日は明日の風が吹く。自然と向き合い、木を育てる。」細島なし園 細島岳志さん

hososhima1

栃木県真岡市出身。22歳で梨農家として親元就農し現在25年目。栽培総面積は2ha。幸水、豊水、あきづき、新高、にっこり梨をはじめ、10品種以上の梨を栽培している。好きな梨の品種はあきづきと秋麗。

 

細島なし園(Instagram):https://www.instagram.com/hososhima_pearfarm/?hl=ja

 

梨の成長を見る農業体験

 

-現在はどのようなことをされていますか

 

細島:梨はJA出荷と直売所での販売を行っています。真岡グリーンツーリズム推進協議会との事業では収穫体験や摘果(てきか)体験を開催しています。

 

また、規格外の梨を活用したドレッシングやバーベキューソースなどの加工品も販売しています。特に「豊水」という品種は、特性上ロスがたくさん出てしまいます。以前は廃棄していましたが、何とかロスを減らしたいと思い、加工品の販売を始めました。

 

※摘果:小さいうちに余分な実を間引き、栄養を集中させる作業。

 

hososhima2

 

-最初はどのような農業体験会から始まったのですか

 

細島:最初はいわゆる梨狩りのような収穫体験会から始まりました。

 

その後、私が「摘果という作業もあるよ」と農政課の職員に伝えたところ、「それ面白そう」と興味を持ってくれました。そこから「収穫だけでなく、他の農作業も組み合わせられるのではないか」ということで、摘果作業も体験プログラムに取り入れることになりました。

 

-実際に農業体験会を実施してみて、どのように感じましたか

 

細島:収穫体験に人が来ることはなんとなく予想していましたが、摘果という仕事を体験するために人が来るというのが一番驚きました。それでも、皆さん初めて経験する作業を楽しんでくれるので、実施してよかったなと思います。

 

どんな仕事をしているのか、収穫までにどのような作業があるのか、梨がどのように成長していくのかを知ってもらえるのは嬉しいものですね。農業に興味がある方が参加しているので「梨がどのように育つか」など、色々な質問をしていただくことも新鮮で楽しいです。

 

摘果作業の時期は梨がさくらんぼほどの大きさです。そこから収穫時期まで成長していく過程を見られることは、私が実施している農業体験会の魅力だと思います。農業体験会を始めた時から、その成長を見てほしいという想いがありました。

 

hososhima3

 

自然と向き合い、木を育てる

 

-農業のどのようなところが好きですか

 

細島:木を育て続けるところです。梨は植え替えもしますが、1本植えたら数十年同じ木から収穫します。収穫をして終わりではありません。もう50年、60年と収穫している木もあります。

 

本当に「育てている」という感じなんです。ずっと。

 

また、農業は自分の考えでやり方を変えていけるところも面白いですね。自分がしっかりと栽培すれば実がなる一方で、どれだけしっかり栽培をしても天気次第で全然ならない時もあります。ずっと晴れていると実は甘くなりますが、大きくならなかったりします。今年は適度に雨が降っているので実が大きくなりました。

 

自然に囲まれ、太陽の下で働けることは自分に合ってると思います。どれだけ手をかけても天候次第でどうにでもなってしまうんです。自分にできることは限られていますね。あとは木に任せています。

 

-今後はどのようなことに挑戦したいですか

 

細島:どんどんニーズに合った品種を栽培していきたいですね。農業体験会は農家以外の方と関わることができる良い機会です。一般のお客さんとコミュニケーションをとりながら、お客さんがどんなものを求めているのかを知ることができるのでありがたいですね。

hososhima5

取材、文章、写真:植村大吉(真岡市地域おこし協力隊 グリーンツーリズムコーディネーター)

この記事に関するお問い合わせ先

産業部 農政課 農業振興係
〒321-4395
真岡市荒町5191番地 本庁舎4階
電話番号:0285-83-8139
ファックス番号:0285-83-0199
お問い合わせはこちら