目の前の人の喜ぶ顔が原動力。 外に開いた、帰りたくなる地域をつくる

更新日:2026年03月31日

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【まちつくインタビュー特別編・真岡市議会議員インタビュー】
市民から直接選挙で選ばれる市議会議員。市民の声を行政に届ける身近な存在ですが、一人ひとりが「どんな人なのか」を知るための情報が少ないと感じていました。そこで!まちをつくる一人の市民としての議員さんはどんな方なのか?まちつくインタビュー特別編としてインタビューさせていただきました!インタビューの趣旨に賛同し、ご協力いただいた議員のみなさまを、議席順に掲載していきます。
(聞き手:真岡市地域おこし協力隊 粟村千愛)
今回取材したのは、麦倉建設工業の代表であり、二宮地区でお祭りや学校関連など幅広く活動する麦倉竹明さん。これまでのご経歴や、議員として大切にしている考え方、目指すまちづくりについて伺いました。
 
麦倉 竹明(むぎくら たけあき)
真岡市(旧二宮町)生まれ。外構工事を専門とする麦倉建設工業代表。2019年の真岡市議会議員選挙に初出馬し当選。久下田中学校学校評議員。二宮尊徳夏祭り実行委員相談役。久下田祇園祭顧問。

これまでなかったイベントを地域へ

ーはじめに、ご経歴を教えてください。
 
二宮町(現真岡市)生まれです。高校に通っているときに親の体調が悪くなり、高校をやめて就職することに。茨城県のお寿司屋さんで働きはじめ、系列店の居酒屋も経験しました。当時、イケメンばかりと言われ憧れだったコカ・コーラ配達の仕事に受かって配達員をしたり、自分で居酒屋を経営したり…いろいろな仕事を経験しましたね。
 
30歳になる頃結婚し、建設業に転職。2人の男の子に恵まれました。しかし、下の子が幼稚園になった頃、離婚することに。2人の男の子を一人で育てることになったのです。
 
ー仕事もある中、大変ではなかったですか。
 
朝起きたら、洗濯してご飯を作ってお弁当を準備して…というのは、元々やっていたので苦ではありませんでした。ただ、園への送迎なども一人でしなければならないため、雇われて働くのが難しくなりました。そこで麦倉建設工業を創業。仕事を調整して融通をきかせながら働いていました。今は二人とも大きくなって…今になると、あの頃もっともっと子どもたちを見てあげられたらよかったなと思いますね。
 
下の子が小学生になった頃、仕事面でのレベルアップのために、にのみや商工会に入りました。そこから地域での活動が増えました。活動しているうちに部長のポジションが回ってきて、そこでナイトブロッサムというイベントを作りました。
 
ー今も二宮コミュニティセンターで毎年開催されるイベントですね。どんな風に始まったのでしょうか。
 
自分が部長をしている間に、何か一つ遺るものを作ろうと思いました。夜にお酒を飲んで楽しめるようなイベントがなかったので、夜桜を見ながらジャズを聴いて、ゆっくり過ごせるイベントをしようと考えたのです。お金がないので大変でした。箸巻きやイチゴそばなど、青年部でオリジナル商品を考えて、いろいろなイベントに出店。その売り上げを資金に充てました。協賛金と合わせて150万円を集め、なんとか開催できることになったのです。
 
ところが初日は雨。実行委員長が大泣きしていたのを覚えています。2日目は雨が上がって、近所の大勢の方々が来てくれ、ゆったりした時間を過ごせました。ライトアップされた桜が綺麗で、来てくれた人が「こういうイベント、なかったよね」と言ってくれて。それから毎年続くイベントになっています。地域の方が集まり、喜んでくれているのを見るとつくってよかったなあと思います。

外に開き、戻ってきたいと思える真岡を

ー議員になろうと思ったきっかけは?

まちのみんなと話していると、商工会の活動だけではできないこともあると思うようになりました。二宮町と真岡市が合併して10年になりますが、まだ壁があると感じます。二宮地区は10年前と変わっていないんですよね。この地区を変えていきたいと思い、周りに背中を押してもらったこともあって議員になりました。

これまで好き勝手生きて、地域にも迷惑をかけてきましたが、大人になって、いただいたものを地域に返す側になってきたんだなと思います。商工会に入って、二宮地区全体から来ているいろいろな人と知り合い一緒に活動する中で、自然とそんな気持ちになりました。仲間がいたのがよかったですね。

選挙の時も、初出馬の時は後援会など何もない状態でのスタートでしたが、仲間が手伝ってくれました。最初は一人の後輩にお願いしたところ親友を連れてきてくれ、蓋を開けたら100人ほどの選挙事務所になったのです。人とのつながりってすごいなと思いました。今も「チームむぎくら」のみんなが助けてくれて、本当にありがたく思っています。

議員になってからは、農業用機械やドローンなどに使われる位置情報の精度をあげるRTK基地局の設置や、二宮運動場へのスケートボードパーク整備などを一般質問で取り上げました。何より嬉しいのは、地域の方から寄せられた、横断歩道やミラーをつけてほしいといった声を実現させられたとき。「20年頼んでいて、できなかったことが実現したよ」と言ってもらえたときは、やってよかったと思いました。

ー今後、どんなまちづくりを目指していますか。

今一番やりたいのは公共交通を充実させることです。市内の交通も重要ですが、宇都宮市、下野市、芳賀町など近隣自治体との接続を充実させたいと考えています。例えば二宮地区はJR小金井駅まで車で10分ほど。子どもの通学のために、親が車で送迎しているんですよね。高校生は通学するにも遊びに行くにも、本当に不便だと思います。電車を通せないにしても、バスの定期運行をしたり本数を増やしたりするなどして、市外に出ていきやすくしたいです。真岡の中だけで小さくまとまらず、外のものを取り入れ、もっとオープンなまちになると良いと考えています。

あとは、子どもが戻ってきたいと思えるまちにしたいですね。それには地域イベントが大事だと思うのです。小さい頃に参加したイベントの思い出や、それをつくるために親がいろいろ頑張っていた記憶があれば、戻ってきて今度は俺らがやらなきゃと思うかもしれません。そう思わせるくらいのものを、自分たちがつくっていかなければいけないと思います。子どもたちに楽しかった思い出、記憶を持って大きくなってもらいたいです。

仕事を始めたときも、市議になるときもなったあとも、人に助けられてここまでやってこられました。自分が何かをして人に喜んでもらえた時は嬉しいですし、やってよかったなと思います。人生は人とのつながり。これからも議員として、人が喜ぶことを実現していきたいです。
 

取材、文章、写真:粟村千愛(真岡市地域おこし協力隊)

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