地域の、農家の声を届ける代表として。 仲間をつくり、声を実現する取り組みを

更新日:2026年03月31日

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【まちつくインタビュー特別編・真岡市議会議員インタビュー】
市民から直接選挙で選ばれる市議会議員。市民の声を行政に届ける身近な存在ですが、一人ひとりが「どんな人なのか」を知るための情報が少ないと感じていました。そこで!まちをつくる一人の市民としての議員さんはどんな方なのか?まちつくインタビュー特別編としてインタビューさせていただきました!インタビューの趣旨に賛同し、ご協力いただいた議員のみなさまを、議席順に掲載していきます。
(聞き手:真岡市地域おこし協力隊 粟村千愛)
今回取材したのは、米農家であり、旧二宮町の町議会時代から長年議員を務めている星野守さん。これまでのご経歴や、議員として大切にしている考え方、目指すまちづくりについて伺いました。
 
星野 守(ほしの まもる)
真岡市生まれ。農業短期大学校(現農業大学校)を卒業後、実家の酪農と米農家を継承。2003年に旧二宮町議会議員選挙に初出馬し当選。2009年の真岡市との合併後は真岡市議会議員となり、5期務める。

米農家・酪農家から市議へ

ーはじめに、ご経歴を教えてください。
 
二宮町(現真岡市)生まれです。親父の代から米と酪農をやっていて、長男だから継がなきゃいけないと勝手に決めていました。真岡高校を卒業してから県の農業短期大学(現栃木県農業大学校)に入り、そのまま実家で就農しました。
 
基本は農地か牛かなので、ほとんどうちにいたところ、先輩が声をかけてくれ、農業に関わる20~30代の若者達が集まる4Hクラブに参加するようになりました。全国各地にある組織で、当時は二宮地区だけで2、30人いたかもしれません。勉強会や講習会のほか、キャンプやスキー、クリスマスパーティーなど、楽しい活動でしたね。人と一緒に何かやるのは、自分にとってプラスになりますし、成長できる機会になります。
 
やがて真岡地区の4Hクラブの会長を務めたり、子どもの成長とともにPTAの役員になったりと地域と関わるようになりました。酪農家は動物相手だから休みがなく、365日働かなければならないため、休みをとるのに酪農ヘルパーを利用します。酪農ヘルパーの組合の組合長、会長も務めました。そういった経験をしながら、これからの農業を仲間と考える中で、46歳のとき二宮町の町議会議員選挙に立候補し当選させていただきました。
 
ーどんな思いで立候補されたのですか?
 
農家は自分で値段を決められないんですよね。米の価格は農協や国によって、牛乳の価格は酪農組合と市場との話し合いで、同じような値段になる。農業者個人でできることは限られているのです。一農業者として下から意見をいうことも大事だけれども、実際に仕組みを動かす方に行った方が近道。議員として仲間づくりをして、 市や町、県、国の力を借りることができれば農業者にとってより良い状況を作れるかもしれないと考えました。
 
実際になってみると、議員にできることも限られてはいるのを感じますね。一議員が言ったことが実現されるのは、数少ないことなのかもしれません。でも、一市民が言うよりも議員が言う方が、少しだけでも聞く耳を持って聞いてもらえる。タイミングが合って施策が実現できた時は嬉しいです。

一人じゃないから実現できる

ー市議として特に印象的だったことは?
 
一番嬉しかったのは、若者世帯が真岡市で家を建てた時、固定資産税を軽減できないか一般質問したところ、10万円を上限に、固定資産税相当額の一部を3年補助する制度ができました。俺がやったとは言いませんが(笑)、時代と合致してうまくいった例だと思います。
 
実際に何かやろうとなった時、一人でできることは限られています。仲間がいるとやれることが大きく広がるので、仲間づくりをしっかりやることが大切です。
 
ー今後、どんなまちづくりを目指していますか。
 
人口減少と高齢化は、何をやっていても今後ぶつかる課題だと思います。例えば私の地元の物部小、中学校も、一学年一クラスずつになってきています。数年後には1校だけではやっていけないかもしれないので、今からどうすべきか考えていかなければいけません。
 
農業はもちろん、いろいろな面で力になりたいと思っていますし、特に旧二宮町は、市の中心市街地との格差を感じている人もいるので、そういう地域のために何かできればと常日頃思っています。
 
長年真岡に住んでいますが、ここに住む人たちの人柄が良さが魅力だと感じています。外から来た酪農関係者や小中学校に赴任してきた先生たちから、「こっちの人たちは穏やかだよね」と言われることがよくありますし、災害が少ないなど地理的な部分も含めて、穏やかな土地柄なのかなと思います。そんな良さを引き継いでいってほしいですね。
 
旧二宮町の町議会議員から真岡市の市議会議員になり、真岡市の市議としては5期目になりました。まだ応援してくださる方がいるのでその声に応えながら、地域に良い人がいれば後進に道を譲っていきたいと思います。それも議員の務めだなと。
 
議員は地域の代表。各地域にできれば1、2人、地域をより良くするために活動する人が必要だと感じています。これから議員になる方々には、仲間づくりを大切に、自分の信念をぶらさずに活動して行ってほしいです。

取材、文章、写真:粟村千愛(真岡市地域おこし協力隊)

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