マスつかみ・マス焼き
真岡市自然教育センターの敷地内に小川が流れています。この小川に生きたマスを放流し、自分でつかみ、そしてさばいて、焼きます。命の力強さを実際に感じ、そして命をいただくことで生命尊重の気持ちを高めることができます。
このページでしっかり事前学習をして、実際に活動してみましょう!
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命の大切さが学べるぴょん!
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マスをつかむ遊びにならないでね!
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活動のねらい
- 生きたマスを自らの手でつかむことで、生命の力強さを直に感じることができる。
- 自分でさばく、焼く、残さず食べることを通して生命への尊敬と感謝、そして、普段の食事の大切さを直接的に学ぶことができる。
準備する物と活動場所
みんなが準備(じゅんび)するもの
- 水着(汚れてもよい服装でも可)
- 軍手
- ウォーターシューズ
- 焼き場では長ズボン着用
※眼鏡の着用について
小川に眼鏡を落とさないよう気を付けましょう。
センターが準備するもの
- 焼き場
- 炭
- 小刀
- 食塩
- マス
活動場所
キャンプファイヤー場近くの小川
*雨天時は、作業用テント内で実施可能

活動時期
- 5月から9月
【活動1】心構え
マスつかみに関する心構え
つかむことが目的ではなく、命をいただく大切な学習である。
- 生きたマスを手で捕まえます。勝負事ではありません。
- 小川をせき止めた場所で活動します。活動場所より上流や下流にはいかないようにしましょう。
- 日差しが強い場所での活動です。こまめに水分をとりましょう。
【活動2】マスつかみ・マス焼き
まず、マスつかみ・マス焼きの流れを確認し、活動します。
活動後に入浴する場合は、先に脱衣所などに着替えを準備しておきます。
西の勝手口から必要なものをもち、活動場所に移動しましょう。
下駄箱に上履きを入れてください。

先生の合図などで、小川に入り、マスをつかみましょう。
かなり元気です。頭を使ってつかまえてみましょう。
命の力強さを実際に感じてください。
つかんだマスを離さずに、魚をさばく場所に行きます。
小刀の背を使って、魚の後頭部付近を迷わず絞めてください。
ここでためらってしまうと、マスはいつまでも苦しむことになります。
絞めて気絶させたら、マスのおしりから小刀を入れ、内臓を取り出します。
「気持ち悪い」と思う人がいるかもしれません。
マスの命をいただき、自分の命につながっていくことをここでしっかり学習しましょう。

内臓を取り出した後、流水でよく洗います。
その後、マスの体全体に食塩をぬっていきます。
どうしてマスを焼く前に塩をぬるの?
食塩をぬることで、塩味になる(味付け)のはイメージできますよね。でも、そのほかに、魚の臭みが消え、身を引き締めるという効果があります。

塩を付けたマスを焼き場に持っていきましょう。
自分でつかまえたマスがどれなのか、よく見守ってください。
だいたい10分から15分くらいでちょうどよい焼き加減になります。
呼ばれたら、紙にくるんで命をいただいてください。
普段魚が苦手だという人も、マスつかみの活動を通して、食べられるようになったといった声もあります。
命に感謝しておいしくいただきましょう。
食事を食べる前に「いただきます」と言いますね。
これは、ふたつの感謝があると言われています。
ひとつは、食事に携わった人たちへの感謝。そしてもうひとつは、肉や魚、野菜や果物にも命があると考え、それらの命を「いただきます」という感謝の気持ちです。
「いただきます」や「ごちそうさま」は日本固有の素敵な挨拶です。
【活動3】活動後
活動した後の流れです。
- 活動場所に忘れ物がないか、よく確認します。
- 片づけられるものがあったら、自分で考え、片づけましょう。
- 足元や体のよごれを外の水道でしっかり洗い流し、西の勝手口からセンター内に入ります。
- 入浴する場合は、廊下や脱衣所に汚れがつかないよう気を付けましょう。
- 退所の際に、ウオーターシューズなどを忘れないようにしましょう。
ふりかえり
この活動を終えて、振り返りをしましょう。
- どんな発見がありましたか。
- どんな力が身に付きましたか。
- この力は、いつどんな場面で役に立ちそうですか。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 自然教育センター
〒321-4365
真岡市柳林1140番地2
電話番号:0285-83-1277
ファックス番号:0285-83-1278
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更新日:2025年08月25日