施設の方針

更新日:2023年03月27日

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宿泊体験活動

 市内の小中学校を対象として、豊かな自然の中での長期集団宿泊体験活動を通し、「遊び、学び、鍛える」指標として、人間的ふれあい、自然とのふれあいを深め、心豊かでたくましく生きようとする子どもを育てる。

  • 教師と子どもの人間的なふれあいを深め、信頼関係をより確立する。
  • 子どもどうしの相互理解、相互敬愛の心を深める。
  • 地域のお年寄りやボランティア指導者とのふれあいをとおし、敬老の心や感謝の心を育てる。
  • 自然とのふれあいをとおし、感性をみがき情操を豊かにする。
  • 宿泊を伴う集団活動により連帯感・協調心・自制心・忍耐力等を養う。
  • 主体的な活動により、個性を伸ばし、自立心と創造力を育てる。
  • あらゆる体験活動をとおし、豊かな心と、たくましく生きていくための力を育てる。

各小学校・中学校の宿泊区分と宿泊日数

小学校
学年 宿泊日数
3学年 2泊3日
4学年 3泊4日
6学年 3泊4日
中学校
学年 宿泊日数
1学年 3泊4日
2学年 3泊4日

※泊数については、これを原則とする。

宿泊体験活動の例(入所から退所まで)

入所初目
時間 活動内容
午前8時 学校集合
午前8時30分 学校発
午前9時 入所式、オリエンテーション
午前9時30分 午前の活動開始
午後0時 給食(食堂)
午後1時30分 午後の活動開始
午後4時30分 荷物・寝具類準備等
先生方との打合せ
午後6時 夕食(食堂)
午後7時 入浴
午後8時30分 班長会議
午後9時30分 就寝・消灯
2~3日目
時間 活動内容
午前6時30分 起床・洗面
午前7時 荷物整理・部屋整頓
午前7時30分 朝食(食堂)
午前8時30分 清掃、荷物移動
午前9時30分 午前の活動開始
午後0時 給食(食堂)
午後1時30分 午後の活動開始
午後4時30分 先生方との打合せ
午後6時 夕食(食堂)
午後7時 (夜の活動)
午後8時 入浴
午後9時 班長会議
午後9時30分 就寝・消灯
最終目
時間 活動内容
午前6時30分 起床・洗面
午前7時 荷物整理、寝具片付け
午前7時30分 朝食(食堂)
午前8時30分 清掃、荷物移動
午前8時45分 会計打合せ
午前9時30分 午前の活動開始
午後0時 給食(食堂)
午後1時30分 退所式
午後2時 センター発
午後2時30分 学校着

施設での教育方針

  • ゆとりある計画を立て、思いきり活動する。
  • 子どもと教師が共に楽しみ、心の底から語り合える場とする。
  • 広い視野で、総合的に物を見たり考えたりする生活に浸らせる。
  • 自由な伸び伸びとした雰囲気の中で、子どもたちを見守る。
  • 自主的、自発的に活動すること自体を目的として認める。

教育効果

宿泊を共にする活動

  • 寝食を共にする活動は、人間の結びつきを強くし、子ども相互の望ましい人間関係を形成します。
  • 教師と子どもの人間的なふれあいにより、子どもの心を豊かにする効果があります。

楽しく遊ぶ活動

  • 子どもたちの自主的、自発的、自治的活動により、自己主張や抑制等が訓練され、社会性を身につけることができます。

自然に親しむ活動

  • 自然現象や様々な動植物の生態等、自然の表情にふれることで、感性が豊かになるとともに、科学的な観察力などを養うことができます。
  • 自然とのかかわり合いの中から自然を大切にする心や敬虔けいけんの念を育てることができます。

心身を鍛える活動

  • 自然の中で身体的活動への興味・関心、知識欲、冒険心、探求心等を刺激し、多面的な野外活動を展開させ、自発性、主体性、創造性を育てることができます。
  • 野外での集団活動は、連帯感や協調心を高め、励まし合いながら最後までやり抜く気力を育てることができます。

文化に学ぶ活動

  • 豊かな人間教育を展開します。そのため、施設周辺の自然や文化的産業から、異年齢集団等との交流、交歓等も図り、様々な創作活動や文化活動を展開させることで、豊かな情操と個性的な創造力を身につけることができます。

教育課程との関連

  • 自然教育センターで実施される「自然教室」は、児童生徒を中心とする学校教育の総見直しの過程から生まれた、文部省補助事業の「集団宿泊指導」、「野外活動」を含む「移動教室」として昭和59年度に発足しました。
  • 学校外となる自然環境の中に教室を移動し、各教科、特別な教科である道徳、総合的な学習の時間並びに特別活動の全領域にわたる教育活動を展開します。そのため、現在の教育課題の解決に対応しうる総合的な教育活動となります。
  • 市内の小・中学校が当施設で実施する自然教室は、各学校の教育目標を実現するため、学習指導要領に基づき編成された教育課程に位置づけられています。そのため、対象学年の全員参加を原則としています。
  • 各学校において、教育課程を編成する中で、諸活動のねらいや内容から各教科、特別な教科である道徳、総合的な学習の時間並びに特別活動として適切な位置づけをして実施しています。
  • 本市内小・中学校の当施設を利用しての活動は、開設時の昭和60年度に文部省の「自然教室推進事業」の対象として始まりました。(国庫補助事業による自然教室推進事業:昭和60~平成9)

老人研修センター

  • 自然教育センターには、老人研修センターが併設されており、高齢者の教養の向上、健康の増進およびレクリエーション等、生きがいと健康づくりの拠点として、高齢者研修を実施しています。
  • スポーツ・健康増進活動、創作活動、教養講座等を実施し、生涯を通じる学習機会の確保、健康づくりの支援強化等、介護予防の観点からも大きな成果を上げています。
  • また、小・中学生と高齢者が一緒にする「ふれあい活動」を行い、「世代間交流」「地域福祉の推進」という点で大きな役割を果たしています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 自然教育センター
〒321-4365
真岡市柳林1140番地2
電話番号:0285-83-1277
ファックス番号:0285-83-1278
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