移住者インタビュー2.真岡市へ人と環境のご縁からIターン移住

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更新日:2023年05月26日

真岡市は面白いまち 誰もやらないなら、自分がやっちゃおう!

井上さんは栃木県小山市出身で、人と環境のご縁から真岡市にIターン移住されました。

自分を表現することが好き 表現したいことはモノづくりでできる」とご自身の心意気とともに、「誰もやらないなら、じゃあ、自分がやっちゃおう」と地域への想いを語る井上さん。真岡市に移住するまでの経緯や移住してよかったこと不便なことナドナド。。。率直に本音を語っていただきました!

真岡市がどんどん好きになって移住を決意

Nruk井上様店舗前にて撮影

現在のお仕事と、真岡市に移住をきめたきっかけを教えてください。

真岡市台町でアウトドアメーカーのアトリエ兼店舗の運営と、山道具店、コーヒースタンドの経営をしています。真岡市に移住する前は小山市の実家で登山向けバッグをつくり経営していました。真岡市出身の登山仲間が門前エリアに詳しくて、その縁で最初のアトリエは門前に構えました。客層の8割が東京、埼玉、関東近郊の県外の方なので、お店を開くなら『インターチェンジが近く』『駅がある』市と決めていて、ひっそりとできる地域を探していました。門前地区は個人店で完結している面白いエリアで、また当時家賃が安かったので勢いで「とりあえず借りよう!」と。実家から1年間通いましたが、真岡がどんどん好きになって移住を決めました。

合同会社NRUCを立ち上げたきっかけは?

アウトドアメーカーに8年間在職中に登山イベントを主催し、そこで知り合った方とのご縁で退職後に登山とカヌーのガイドをやっていました。元々、山にいる時間がとにかく好きで落ち着きますね。将来は山岳系のライターやカメラマンでのフリーランスを考えていましたが、10代から趣味で手芸やつくることをしていて、自分を表現することが好きでした。「表現したいことは、モノづくりでも表現できる」と考えはじめ、ヌルクを立ち上げました。門前エリアの店舗が手狭になり、業務拡大のため今の台町に移転しました。大谷石でできている大きな石蔵をみて即決しましたね。大谷石の石蔵のなかでも最古といわれ、真岡市の文化財でもあります。その広大さを活かし、アトリエと共にコーヒースタンド『ZUKKOKE COFFEE』を併設しました。より多くのお客様にゆっくりしていただけたらと、そんな思いが詰まったお店です。

Nrukアトリエ内写真

真岡市で起業してよかったことはどんなところですか?

真岡市は面白いまちですね。駅の東側や門前エリアは個人商店が多く、駅の西側は大手居酒屋チェーンや商業施設があり、個人店舗のエリアと商業エリアの差別化がはっきり分かれている集合体でやりようがあっていいですね。大きいまちだとやりたいことが動きにくいですし。とくに門前エリアは個別で完結しているエリアで、魅力ある経営者が多く関係性もよかったです。

真岡市内商業エリア

【商業エリア】

真岡市で起業して難しかったことはどんなところですか?

ないですね。運良くお客様に恵まれて、とくに難しいことはなかったです。

真岡市の好きなところは?

個人商店、工業団地、住む場所、行政などカテゴリーがはっきりわかれていて、利用しやすいコンパクトシティであることですね。飲食店巡りが好きで、息が長く続いている個人のお店がたくさんあるし、大手チェーン店も混んでいます。大きな市だと個人店は長持ちせず、大手チェーン店にいってしまう傾向がありますが、真岡市はバランスがとれていると思います。また夜の散歩でコンビニにいっても安心だし、治安が良く住みやすいです。脇道も整理されていてキレイですよね。

不便だと思うところはありますか?

とくにないですが、娯楽施設が少ないことかな。あと銭湯があればいいな、くらいです。井頭温泉は個人的にも大好きですけど、台町、荒町、田町のいい街並みのなかにも銭湯あればいいですね。

門前地区風景

【門前エリア】

賑わい広場イベント時

【門前エリア 賑わい広場】

(イベント開催時)

未来の真岡市は、どんな市になっていてほしいですか?

平日祝日問わず、人が歩いている街がいいですね。駅前や駅東エリアの台町・荒町・田町に、常時だれか歩いているといいですね。はじめは『まちづくり』を意識していなくて、なんでそうなっちゃったのというくらい、堅物の職人でした。門前エリアにオープン当時、お客様から「他に市内でおすすめはありませんか」とよく聞かれ、言葉に詰まっていました。1,2時間かけて来てくれるのに、15分で県外に帰してしまうのが相当悔しかったです。この無念を晴らすには「まちおこしをしないと、どうにもならない」と思うようになりましたね。門前エリアで商売をしている経営者も同様の想いがあり、また顧客に同じ志がある行政の方もいらっしゃいました。まちづくりは個人ではできないし、人とのご縁や環境がありましたね。参考にしたいのは黒磯駅にある『SHOZO CAFÉ』のような、魅力的な個人のお店が中心となり『人が集まり、街が動く』っていいですよね。経営もまちづくりもつながっていて、「やったら面白い。誰もやらないなら、じゃあ、自分がやっちゃおっ」が原動力ですね。

 

Nruk井上様インタビューを受けている

~井上真(いのうえ しん)さんプロフィール~

移住元:栃木県小山市

家族構成:奥様

移住した時期:2018年

移住したときの年齢:30代後半

現在のお仕事:ヌルク合同会社 代表

(Nruc/ZUKKOKE COFFEE/NRUC NEST)

NPO法人TSUKURU MOKA 理事長

取材・文章・本人写真:檜澤しのぶ(真岡市地域おこし協力隊)

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