食育について

更新日:2023年03月27日

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食育とは?

 最近は、食育という言葉も耳慣れた感じがします。でも実際に、子育て世代のお母さんで「食育に取組んでいますか?」と聞かれて、即答できる方は少ないのではないでしょうか?

 そこで、現在、真岡市における主な取組みについてご紹介します。

 国は近年の食生活の変化による栄養の偏りや不規則な食事、生活習慣病の増加など、さまざまな課題を解決するため平成17年7月に「食育基本法」を施行しました。国民一人一人が生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を身につけるための学習等の取組みを盛り込んだ施策です。

 真岡市においては平成19年12月に「真岡市食育推進計画」を策定し、健康増進課・児童家庭課・教育部門・農政部門等各課で様々な取り組みを行ってきました。

 また、平成29年4月には、

  1. 自然の恵みに感謝し、食を大切にする心を育てる
  2. 楽しく、規則正しく食べる習慣を身につける
  3. バランスのとれた食事を心がける
  4. 食の安全性を意識する習慣を身につける

を基本目標とした「第3期真岡市食育推進計画」を策定しました。今までの取組みを検証するとともに、現状を分析した新たな推進計画です。

 この計画は、市民と行政が連携を図りながら、食を通じて「健全な身体」と「心豊かな人間性」を育み、すべての市民が健康に暮らしていくための指針で、食育のさらなる普及・啓発に取組んでまいります。

 なお、第3期真岡市食育推進計画は計画期間を5年間として進めてまいりましたが、2年延長し、計画期間を7年間に変更しました。また、各指標に対する目標値の変更は致しません。引き続き目標達成に向け計画を進めていきたいと思います。

家庭で取り組む食育

 行政や学校での取組みに加え、ご家庭で食育に対して関心を持っていただくことで、さらに波及効果が期待できます。難しい取組みを無理にする必要はありません。昔から続いてきた基本的な食に対する約束事を、家庭ごとに見直すことが大切です。お子さんと一緒に調理をしたり、旬の食材を話題にすることも立派な食育です。

  1. 家族で囲む食卓を大切に
  2. 食事のマナーを覚えましょう
  3. 規則正しい食生活を
  4. 適正な食事量と栄養のバランスを大切に
  5. 郷土料理・家庭料理を作り、食べる機会を増やしましょう
  6. 親子で料理を作りましょう

地域における取組み

 こどもの時期だけでなく、人生の各年代に応じた継続性のある食育の取組みを推進していくことが重要です。真岡市では地域の各種団体などと連携を図り、食文化の伝承や食育に関する情報の提供を行っていきます。

  1. 食生活改善推進委員会による各種活動
  2. 地元農業士らによる農業体験の受け入れや各種活動
  3. 各自治会等による地域の健康づくり事業・食生活の改善事業など

地産地消の推進

 多くの地域においてその地で生産された農産物を使った食事をとるといった伝統的な食文化が育まれてきました。その地で生産される農産物は、昔からそこにすむ人にとって、身体に一番あっているといわれています。(身土不二(しんどふじ))

 そこで「農産物販売交流施設いがしら(通称:あぐ里っ娘)」を拠点に、農産物販売やイベントの開催を通して、地域の農産物を使った地産地消の推進をしています。

 地産地消の目的は、他にも食糧自給率を高め、フードマイレージ(食品輸送距離)を小さくすることによって、地球環境の保全にも役立てようという意味も含んでいます。

最後に…

 食育について、おわかりいただけたでしょうか?

 このように真岡市では様々な分野での取組みを行っております。ご家族で食卓を囲んだ時に、ぜひ学校や幼稚園(保育園)での「田植え」や「イモ掘り体験」などのことを話題にしてみてください。泥だらけになって掘ったイモのおいしさは格別で、きっと強烈な体験として心にきざまれることでしょう。こんな簡単なことから、食育は始まっているのです。

この記事に関するお問い合わせ先

産業部 農政課 農政係
〒321-4395
真岡市荒町5191番地 本庁舎4階
電話番号:0285-83-8137
ファックス番号:0285-83-0199
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