所信表明

更新日:2023年03月27日

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 私は、真岡市に生まれ、国会議員秘書として17年間、栃木県議会議員として22年間にわたり、ふるさと真岡市の躍進に関わってまいりました。

 この間の本市の発展ぶりは、既にご案内のとおりでありますが、私のこれまでの人生を通して実感しているのは、この真岡市は、全国へ誇れる魅力を持ったすばらしいまちであるということであります。

 現在の真岡市があるのも、これまで発展の礎を築かれた先輩諸兄をはじめ、議員各位や市民の皆様の日々のたゆまぬ努力と研鑽により成し遂げられたものであると確信をしております。

 時代が移り、地方創生が叫ばれ、全国の自治体が地域間競争にしのぎを削る中、この真岡市が将来にわたって発展していくためには、質の高い地域資源を十分に活用し、より多くの魅力を創出することによって、若い世代が希望を持って「真岡に住みたい、働きたい、子育てしたい」と思えるような、そして、市民の皆様が楽しさを実感できるような明確なビジョンが必要であると考えております。

 私がこれまでに培った政治経験を生かし、今後の市政運営において、商工業や農業・観光の振興、中心商店街の活性化に積極的に取り組み、雇用の創出につなげるとともに、特に、若者や女性の安定した雇用の確保、結婚や子育て支援等の更なる充実により、若い世代の定住を促進し、これらの相乗効果で地域や経済の活性化など市全体で好循環を生み出してまいります。

 一方、高齢化が進む中で、生活に不可欠な公共交通や医療の充実、介護や見守りなど、様々な課題にもきめ細かく取り組み、暮らしの安心を実現してまいります。

 ふるさと真岡市が、栃木県をリードし、全国に誇れる都市となるため、私は、市民との「絆」を大切に、対話・協働・連携を進めながら、その先頭に立って「選ばれる都市(まち)もおか」の実現を市政運営の基本姿勢として果敢に挑戦してまいります。

 このような基本姿勢のもと、選挙公約にも掲げてまいりましたが、私が真岡市の明日に向かって目指すまちの姿を、「JUMP UP もおか だれもがわくわくする街づくり」とし、取り組んでいくものであります。

 この「だれもがわくわくする街づくり」の実現のため、真岡市の未来を見据えたJUMP UP戦略として、次の5つのプロジェクトを掲げ、各種の施策を展開してまいりたいと考えております。

 まず、第1点目として、「こどもの元気な成長プロジェクト」であります。

 本市の未来を築く子どもを育成するため、一人一人の学力を高めて、全国学力・学習状況調査結果を県内トップレベルへ向上させる取り組みをはじめ、タブレット端末を教育現場に積極的に導入するなどの情報通信技術、ICTを活用した学校教育の推進、さらには、次期学習指導要領において小学校5年生から英語が教科化されることに向け、小学校低学年からの英語授業を取り入れた英語教育の充実など、教育環境の充実を図ることにより、たくましい「もおかっ子」を育ててまいります。

 また、高校生の海外留学支援などグローバルな視点を持った「もおか次世代リーダー育成」や、地域と連携した「子どもの体力アッププログラム」の実施に向け取り組んでまいります。

  第2点目は、「若い世代・子育て応援プロジェクト」であります。

 本格的な人口減少社会を迎える中で、若者が魅力を感じ、子育て世帯が住みやすいと思うまちの実現のためには、若者や女性の仕事をつくり、子育て支援の充実が必要であります。

 そのため、雇用を創出し、若者のUIJターンを促進させるとともに、女性が社会に参画しやすい環境づくりを行うほか、「女性創業支援スクールの開設」など女性の活躍を支援してまいります。

 また、若い子育て世代が安心して子どもを生み育てていけるよう、子どもの遊び場に加え、子育てサロンの機能をもつ「まちなか子育て支援施設」を整備し、子育て世代へのサービスの提供や交流を促進してまいります。 さらに、働く子育て世帯が仕事を休めないとき安心して預けられる病児保育や回復期の子どもを預けられる病後児保育を充実してまいります。

 第3点目としては、「いつまでも安心な暮らしの実現プロジェクト」であります。

 身近な地域で必要な医療を受けられることは、誰もが望むことであります。

 その実現に向け、現在、移転新築に向けて整備が進められております、芳賀赤十字病院との連携を強化し、地域医療を充実させるとともに、高齢者健康増進ゾーンの整備、ICTを活用した地域見守り体制の構築、さらには、高齢者等の移動手段の確保と利便性の向上のため、宇都宮市・芳賀町が進める次世代型路面電車、LRTとの広域連携による公共交通ネットワークの構築を推進してまいります。

 また、市を挙げて障害者就労施設からの物品購入に取り組む障害者優先調達を推進し、障がい者の自立を支援するほか、障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域生活支援拠点の体制整備を推進するなど、高齢者や障害のある人にも優しい、安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。

 第4点目は、「とちぎをリードする産業プロジェクト」であります。

 東京圏を意識した戦略的な園芸農業の振興により、「園芸立国もおか」を推進し、農業と観光の両面で相乗効果を生み出してまいります。

 特に、イチゴに関しては、日本一の生産量と販売額を誇るイチゴの生産地真岡を全国にアピールするため、全国の関係者が一堂に会する「全国いちごサミット」を開催いたします。

 さらに、新規就農を促進するため、チャレンジファーム事業「起農するなら<もおか>」により、農業団体と連携し、新規就農者に対し濃密な支援を行うほか、東京圏在住者などに、農家民泊をとおし、農業体験と新たな農業の魅力に触れてもらう真岡式のグリーンツーリズムに取り組んでまいります。

 また、産業団地の新規造成による企業誘致を進めるとともに、内陸型火力発電所をシンボルとした「スマートエネルギーもおか」を推進し、環境に配慮した経済の活性化を図ってまいります。

 さらに、ローカルベンチャー企業の創出支援、空き店舗を活用したチャレンジショップや起業家誘致により、本市の経済活動を県内トップクラスに引き上げてまいります。

  第5点目は、「まちの活力再生・魅力創出プロジェクト」であります。

中心市街地のリノベーションを図るため、真岡地区や久下田地区におけるまちなか居住のための基盤整備や沿道景観の修景整備を進め、魅力ある市街地の創出に取り組んでまいります。

 また、市中心部の賑わいを創出するための、「まちのステーション整備事業」として、新市庁舎建設に合わせた交流拠点施設の整備を進めてまいります。

 さらに、国内最大規模の観光キャンペーンであるデスティネーションキャンペーンを契機に、真岡鐵道を核とした広域観光ルートの創出、久保記念観光文化交流館や真岡木綿会館などの観光拠点施設や、真岡5大祭りなどのイベントを相互に連携させた観光の振興、市全体で誘致活動を展開するフィルムコミッションの推進、廃校施設等を活用した地域活性化、各種地域資源をつないだ「真岡ブランド」づくり、スポーツによるもおか創生の推進など、様々な角度から、まちの活力再生・魅力創出に取り組んでまいります。

 いずれも、若い世代が魅力を感じ、担い手となって未来をともに描いていけるような、新たな「もおかの元気」を創り出すものと考えております。

 以上の5つのプロジェクトを実現していくため、諸政策の推進に当りましては、私の公約を第11次市勢発展長期計画に盛り込む、第11次市勢発展長期計画増補版を策定し、スピード感を持って、議会をはじめ、より多くの市民の皆様のご意見を伺い、市民重視のまちづくりを進めてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

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