2022年度
2022-2023 展覧会
第31回企画展 引用のアート~写実、ポップ・アート、名画オマージュから贋作まで~
会期:2022年5月19日(木曜日)~7月18日(月曜日・祝日)
美術の基本であるスケッチや模写、構図の引用など、既存のモチーフやイメージを表現の素材として用いる「引用」は、古今東西、様々な芸術作品で使われています。近代では、日用品や大衆芸術を作品に引用するポップ・アートの手法や、素材や物体などのモノ自体を作品に貼りつけるコラージュなど、新たな手法により引用の表現方法も多様になりました。また、いつの時代も作家たちは過去の巨匠にあこがれ、名作を引用したオマージュやパロディ作品に取り組んでいます。創作において、引用は創造の源となる重要な手法といえます。
本展では、真岡市所蔵の久保貞次郎コレクションを中心に、引用をテーマとして、作家独自のアイディアや解釈によって、既存のイメージから新たなイメージを創り出した作品を展示します。模写や写実表現、ポップ・アートの手法による作品や、名画を引用した作品、さらには贋作まで、多様な引用の手法に注目しながら、アートと引用の関係を概観します。

<出品作家>※五十音順
靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、久保卓治、滝川太郎、富張広司、深沢史朗
主催:真岡市教育委員会
第33回企画展 吉原英雄 展
会期:2022年7月21日(木曜日)~9月19日(月曜日・祝日)
広島県出身の吉原英雄(1931-2007)は、関西を拠点として国際的に活躍し、戦後日本の版画界において確固たる地位を築いた作家です。1955年頃からリトグラフの制作を始め、さまざまな版画技法の習得と開発に取り組みました。女性や静物をモチーフに、臨場感ある虚構空間を創出したことで知られています。また、長年にわたり京都市立芸術大学教授を務め、卓越した技術を惜しみなく若い世代へ伝えました。
本展では、真岡市所蔵の久保コレクションより、1960~1990年代の作品を展覧いたします。観る者を幻想的な空間へと誘う洗練された版画作品をゆっくりとお楽しみください。

<出品作家>※五十音順
ヘンリー・ミラー、吉原英雄
主催:真岡市教育委員会
芳賀教育美術展関連企画 歴代の知事賞展
会期:2022年9月22日(木曜日)~10月24日(月曜日)
真岡市ゆかりの美術評論家である久保貞次郎(1909-96)の提唱した創造美育の精神を受け継ぐ芳賀教育美術展は、今年度で36回目の開催となります。これまでに、最高賞である知事賞を受賞した作品35点を一堂に展示いたします。

主催:真岡市教育委員会、一般社団法人真岡青年会議所
芳賀教育美術展関連企画 もおか子ども美術館
会期:2022年10月27日(木曜日)~11月27日(日曜日)
子どもが自由に創作を行うワークショップフェスタ「描こう!つくろう!みんなの久保アトリエ」(9月25日(日曜日)開催)で制作・応募していただいた作品を子ども学芸員の協力のもと特別に展示します。ワークショップフェスタや子ども学芸員による作品鑑賞会、キャプション(解説パネル)の制作の様子も紹介します。未来を築く子どもたちの希望と創造力に満ちあふれた作品をお楽しみください。
2022年度の事業についてパネルで紹介します。また、応募作品9点に子ども学芸員が制作したキャプションを添えて展示します。
- 会期:2022年12月9日(金曜日)~12月27日(火曜日)
- 場所:真岡市役所 本庁舎1階 市民ロビー

<出品者>
40名
主催:真岡市教育委員会
第36回真岡市美術展 真岡市の文化財
会期:2022年12月1日(木曜日)~12月11日(日曜日)
今年の真岡市美術展は、昨年につづき 「真岡市の文化財」をテーマに、貴重な美術品を特別展示します。

<出品作家>※五十音順
家里松涛、小宅文藻、菅原白龍、田中正造、矢橋天籟
主催:真岡市教育委員会
第34回企画展 抽象画のひみつ~イメージの冒険~


更新日:2023年05月17日