2024年度

更新日:2025年05月13日

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展覧会案内 2024-2025

第40回企画展 生誕100年・没後10年 木村利三郎展

■会期:2024年4月18日(木曜日)~6月24日(月曜日)

木村利三郎(1924-2014)は、真岡市ゆかりの美術評論家 久保貞次郎(1909-1996)が支援した芸術家の一人です。神奈川県横須賀市出身の木村は、39歳で渡米し、89歳で亡くなるまでの約50年間ニューヨークを拠点に活動しました。ニューヨークのビル群をモチーフに、俯瞰した都市を明快な色と形で抽象化する表現によって、「都市」をテーマとした版画作品を制作し続けました。
本展は、木村利三郎の生誕100年と没後10年の節目を記念して、真岡市所蔵の久保コレクションより、真岡市では8年ぶりとなる「木村利三郎展」を開催いたします。木村の色鮮やかな都市の姿を描いたポップなイメージの作品を一堂に展示いたします。また、木村と交流し、ニューヨークで活躍した芸術家の飯塚国雄、満志子の作品も併せて紹介いたします。

木村利三郎展チラシ

<出品作家>

  • 木村利三郎
  • 飯塚国雄
  • 満志子

主催:真岡市教育委員会

もおか子ども美術館

■会期:2024年6月27日(木曜日)~8月4日(日曜日)
真岡市では、著名な美術評論家であり戦後の児童美術教育の改革に尽力した久保貞次郎(1909-1996)が唱えた子どもの自由な自己表現をみとめる「創造美育」の理念にもとづき、2021年度から新たな事業として「もおか子ども美術館」を開催しております。本展は、子どもが自由にのびのびと創作活動を行い、美術館運営に関わる体験からつくられる子どもが主役の美術展です。
本展では、子どもが様々な素材を使って絵画や立体工作を楽しむことができる「描こう!つくろう!楽しもう!みんなの久保アトリエ ワークショップフェスタ」(4月21日(日曜日)13:00~15:00)を開催し、応募していただいた作品を一堂に展示いたします。また、「子ども学芸員~美術館お仕事体験~ 作品鑑賞会&キャプション作り」(4月21日(日曜日)15:30~17:00)にて、子ども学芸員に制作していただいたオリジナルのキャプション(解説パネル)もあわせて紹介いたします。

もおか子ども美術館チラシ

主催:真岡市教育委員会

第41回企画展 生誕130年 北川民次展

■会期:2024年8月8日(木曜日)~10月6日(日曜日)
北川民次(1894-1989)は、戦前にアメリカを経てメキシコへ渡り、戦後は愛知県を拠点に活動した画家です。真岡市ゆかりの美術評論家・久保貞次郎が支持した多くの作家たちの中でも、深く親交を結んだ画家の一人でした。久保は北川の制作を支援し、一方で北川は児童美術教育における久保の師として、戦後の美術教育の革新に協力しました。2024年度は生誕130年という節目にあたり、大規模な展覧会が企画されるなど、北川の多彩な活動に再び注目が集まっています。真岡市では、久保が所蔵していた北川の作品約220点を随時公開しています。本展では、瀬戸市美術館が所蔵する油彩画の名品を中心に、真岡市所蔵の久保コレクションの中から、瀬戸の風景やメキシコの風俗をテーマにした版画作品もあわせて紹介します。

生誕130年北川民次展チラシ

主催:真岡市教育委員会

真岡市市制施行70周年記念事業

第37回真岡市美術展 新居広治展

■会期:2024年10月11日(金曜日)~12月8日(日曜日)
新居広治は、真岡市ゆかりの美術評論家 久保貞次郎と親交のあった画家の一人です。東京都出身の新居は1947年に真岡市に転居し、戦後の北関東を中心とした版画運動の推進者の一人として活動しました。農民や炭鉱労働者の姿などを描き、その労働者に寄り添った作品は、圧倒的な表現力で観る者に訴えかける力があります。また、風景を描いた作品も数多く制作しており、真岡市をはじめ、栃木県内の風景も描いています。
真岡市市制施行70周年を記念し、真岡市所蔵作品と飯野農夫也画業保存会から、時代の移ろいを知ることのできる風景画をはじめとした貴重な作品の数々を紹介します。
本展開催にあたり、飯野農夫也画業保存会に多大なるご協力を賜りました。心より御礼申し上げます。
真岡市美術展新居広治展チラシ

主催:真岡市教育委員会

真岡市市制施行70周年記念事業

久保記念観光文化交流館開館10周年記念
第42回企画展 ベスト・オブ・久保コレクション

■前期:久保貞次郎が愛した名作

2024年12月12日(木曜日)~2025年2月11日(火曜日・祝日)
■後期:版画の軌跡Part3 シルクスクリーンの展開

2025年2月15日(土曜日)~4月14日(月曜日)

真岡市では、2014年の久保記念観光文化交流館開館以来、美術品展示館において、10年間で40回以上の企画展を開催いたしました。この度、真岡市所蔵の久保貞次郎コレクションより、美術品展示館とまちかど美術館の2館連動企画として「ベスト・オブ・久保コレクション」を開催いたします。
真岡市ゆかりの美術評論家 久保貞次郎(1909-1996)は近代日本の芸術家たちのパトロンの役割を担い、惜しみなく経済的、精神的援助を行った偉大な人物として知られています。久保の幅広い交流や多彩な活動を通して形成されてきた久保コレクションは、戦後日本の版画芸術の発展を概観することができます。
本展では、久保コレクションより、学芸員選りすぐりの名作や来場者アンケートで反響の多かった作品を中心に展示いたします。前期展示では、久保と深い親交のあった芸術家たちによる久保の肖像画や、久保が愛した名作を紹介いたします。後期展示及び、まちかど美術館では、小コレクター運動で数多く生み出された版画作品を技法ごとに会期、会場を分けてその魅力を紹介いたします。

ベストオブ久保コレクションチラシ

<出品作家>
前期
・靉嘔
・飯塚国雄
・磯辺行久
・瑛九
・小野忠重
・川崎満孝
・北川民次
・木村伊兵衛
・木村利三郎
・久保貞次郎
・竹田鎭三郎
・深沢史朗
・ヘンリー・ミラー

後期
・靉嘔
・飯塚国雄
・小田まゆみ
・オノサト・トシノブ
・木村伊兵衛
・木村利三郎
・島州一
・関根伸夫
・深沢史朗
・元永定正
・森義利

主催:真岡市教育委員会

地図

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 文化課 文化振興係
〒321-4395
真岡市荒町5191番地 本庁舎4階
電話番号:0285-83-7732
ファックス番号:0285-83-4070
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