長沼八幡宮永代太太神楽
五行の舞(長沼中学校祭)

鬼女の舞(長沼中学校祭)
天狐の舞(長沼中学校祭)
名称 | 長沼八幡宮永代太太神楽 |
よみかた | ながぬまはちまんぐうえいだいだいだいかぐら |
指定区分 | 真岡市指定無形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和51年3月22日 |
上演場所 |
長沼八幡宮神楽殿(春季例大祭) 長沼中学校(長沼中学校祭) |
上演日 |
4月15日(平日の時は前の日曜日) 春季例大祭 10月 長沼中学校祭 |
保存団体 | 長沼八幡宮永代太太神楽保存会 |
概要 |
嘉永2年(1849)に作成された「太太神楽奉加帳」や「太太御神楽賽金寄附姓名帳」などに、長沼八幡宮復興のために、神楽講を創設したことが書かれています。また嘉永7年(1854)奉納講員の氏名と人物画が描かれた大絵馬が奉納されています。その後舞人が高齢化してきたことから、昭和52年に保存会を結成し若い会員を増やすとともに、地元の中学生に神楽を指導するなどして、後継者育成を図っています。 中学生の時に神楽を教わり学校祭で上演した方が、成人後保存会に入会した例もあるなど、地域に深く根ざし継承されている神楽となっています。 |
番付及び内容 |
1.五行の舞 中央を司る埴山姫命が黄色い幣束をもって舞台の四隅を踊りながらまわり、神前に座します。次に東方を司る旬々廼馳命が、青い幣束を持って踊ります。次に南方を司る軻遇突知命が、赤い幣束をもって踊ります。次に西方を司る金山彦命が、白い幣束をもって踊ります。次に北方を司る罔象女命が、黒い幣束をもって踊ります。当方と西方で位置の交換をし、みこと名のりをして踊りに入ります。 2.猿田彦の舞 神を地上に案内する舞です。天狗の面をつけて槍を持ち、ゴザバカマ、トリカブト、たすきがけにてさしといった、勇ましい姿で戦います。 3.随神の舞 左大臣と右大臣が、弓と矢を持って踊ります。 4.八幡の舞 はじめに青鬼が一人で踊ります。その後、八幡様が鬼退治に来ます。終わると八幡様の舞が行われます。 5.天狐の舞 クワを持った男狐が四方を耕し、女狐が種子と餅を三宝に載せてもってきて、餅を撒きます。餅まきが終わると男女の狐が乱舞します。その後、カマと榊を持った稲荷様が稲刈りをします。 6.鬼女の舞 はじめに太玉命が一人で舞います。次に女の面をつけた一人が踊ります。途中でその面が鬼女に変わります。女から鬼女と2回くり返します。その後武甕槌命が出てきて鬼女を退治します。 7.エビス大黒の舞 バカとヒョットコと、恵比寿、大黒の二神とで構成されます。バカは終始たいした演技もせず、そばで舞に合わせてバカなまねをくり返します。ヒョットコは白扇とビクを持って現れ、滑稽な仕草で恵比寿の舞の真似をします。その後、釣竿を持った恵比寿が赤の装束にタスキをかけて現れ、魚釣りの仕草をし、最後に釣り上げます。その後、大黒が小槌を持って現れ、あいさつの仕草をしたのち、二人で餅をまきます。まき終わると恵比寿が青い幣束で右手に鈴、左手に小槌を持ち、二神で舞います。 8.天の岩戸の舞 神楽を締めくくる最後の舞です。手力男命が男の面をつけ、タスキをかけ、榊の枝を持って現れ、岩戸を開きます。その後、喜びの舞を舞います。 |
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更新日:2025年02月04日