少年金次郎(二宮家の再興まで)

更新日:2023年03月27日

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少年金次郎

 二宮家は酒匂川の氾濫を境に、一家離散してしまったが、金次郎の勤労と勉学で、24歳の時、二宮家の再興を果たした。 

酒匂川の氾濫

川が氾濫して、男性が慌てているいるイラスト

 酒匂川が洪水になり、二宮家の田畑のほとんどが流出してしまった。(5歳) 

父の代わりに堤防工事

堤防工事で石を運んでいるイラスト

 父が病気なので、代わりに堤防工事に出た。しかし、半人前なのでわらじを作り、村人たちに提供した。(12歳)

わらじを作って

わらじを作っているイラスト

 病気の父に元気になってもらおうとわらじを作り、売った。そのお金で大好きなお酒を買って、父を喜ばせた。(12歳)

松苗200本

松苗の木の写真

 働いたお金で、気の毒な老人から松苗200本を買い、それを酒匂川の土手に植えて、洪水を防ごうとした。(13歳) 

二宮家離散

泣きながら手を引かれて歩いている幼い金次郎と父親が金次郎に背中を向けて泣いている、家族がお別れするイラスト

 両親を失った二宮家では、弟2人が母の実家に、金次郎は叔父の万兵衛の家に引き取られることになった。

菜種で油を得る

読書をしているイラスト

 夜遅くに読書をしていると、叔父に「油がもったいない」としかられたので、菜種を植え、夜学の油に使った。(17歳)

荒れ地から1俵

荒れ地の中の捨て苗を掻きむしっているイラスト

 捨て苗を集め家の荒れ地に植えて手入れをしたら、秋にはここから1俵余りの米を収穫した。(積小為大の発見)(17歳) 

手放した田を買い戻す

鍬で畑を耕しているイラスト

 叔父の家を出た金次郎は、いくつかの家で働いたり、日雇いにも出たりした。お金が溜まると田を買い戻していった。(18から19歳)

二宮家の再興

後方に広がる田んぼで2人が田植えをしており、田んぼの前で、腕を組んて立っている金次郎のイラスト

 20歳の時、廃屋同然の生家を修理した。やがて資産を増やし、大地主になった。(24歳)

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