少年金次郎(二宮家の再興まで)
二宮家は酒匂川の氾濫を境に、一家離散してしまったが、金次郎の勤労と勉学で、24歳の時、二宮家の再興を果たした。
酒匂川の氾濫
酒匂川が洪水になり、二宮家の田畑のほとんどが流出してしまった。(5歳)
父の代わりに堤防工事
父が病気なので、代わりに堤防工事に出た。しかし、半人前なのでわらじを作り、村人たちに提供した。(12歳)
わらじを作って
病気の父に元気になってもらおうとわらじを作り、売った。そのお金で大好きなお酒を買って、父を喜ばせた。(12歳)
松苗200本
働いたお金で、気の毒な老人から松苗200本を買い、それを酒匂川の土手に植えて、洪水を防ごうとした。(13歳)
二宮家離散
両親を失った二宮家では、弟2人が母の実家に、金次郎は叔父の万兵衛の家に引き取られることになった。
菜種で油を得る
夜遅くに読書をしていると、叔父に「油がもったいない」としかられたので、菜種を植え、夜学の油に使った。(17歳)
荒れ地から1俵
捨て苗を集め家の荒れ地に植えて手入れをしたら、秋にはここから1俵余りの米を収穫した。(積小為大の発見)(17歳)
手放した田を買い戻す
叔父の家を出た金次郎は、いくつかの家で働いたり、日雇いにも出たりした。お金が溜まると田を買い戻していった。(18から19歳)
二宮家の再興
20歳の時、廃屋同然の生家を修理した。やがて資産を増やし、大地主になった。(24歳)
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更新日:2023年03月27日