令和8年度 施政方針

更新日:2026年02月16日

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(令和8年第1回市議会定例会(2月)説明)

私は、昨年5月15日に市長に就任以来、議員各位をはじめ、市民の皆様からのご理解とご支援、ご協力のもと、市政をお預かりしてまいりました。
引き続き、市民の皆様の声に真摯に耳を傾けながら、地域の課題解決と発展に努め、ふるさと真岡市が、栃木県をリードし、日本一元気なまちとなるよう、市政運営を推進し、市民の皆様とともに、新しい時代を創造してまいります。
その市政運営において、山積する課題解決の鍵となるのは、「人そだて」にあると考えております。
「人そだて」を活かしたまちづくりを推進し、若い世代を含む全ての人が「真岡に住みたい、働きたい、子育てしたい」と希望を抱き、未来を描けるまちを実現するため、『一人一役!全員主役!』~みんなでつくる もおかの未来~の理念のもと、公約として、「7つのまちづくりの柱」を掲げました。
1つ目として「子育て世代にもっと選ばれるまちづくり」、
2つ目として「子どもたちがもっと元気に成長するまちづくり」、
3つ目として「若者がもっと働きたくなるまちづくり」、
4つ目として「高齢者や障がい者がもっと輝けるまちづくり」、
5つ目として「災害にもっと強いまちづくり」、
6つ目として「地域の財産をもっと誇れるまちづくり」
7つ目として「市民の声がもっと反映できるまちづくり」
この7つを柱にとして、引き続き、各種施策を積極的に展開してまいります。
そして、昨年5月の就任以来、これまでの9か月間を振り返りますと、選挙時に掲げた公約等の実現に向け、職員とともに、各種政策を着実に前に進めることができたと感じております。
まず、子育て分野では、課題を抱える子育て世帯への相談支援体制強化のため、令和4年の改正児童福祉法で創設された認定資格である「こども家庭ソーシャルワーカー」について、職員の資格取得を奨励し、専門性を有する職員が関係機関と連携し適切な支援につなげるための体制構築に努めました。
教育分野では、「もおかっ子読書応援プロジェクト」として、子どもたちの読書活動を応援するため、全ての小中学生に対し、3,000円分の図書カードを配布したほか、部活動の地域展開に向け、国の実証事業として、市内全中学校の剣道部と、市内2つの中学校の卓球部において、休日の地域クラブ活動を開始いたしました。
産業分野では、8月に真岡てらうち産業団地第2期予約分譲の立地企業と協定を締結したほか、9月から第3期予約分譲を開始し、1月に内定企業を決定いたしました。
また、新たな事業を始める人を呼び込み、空き店舗の有効活用を促進するため、商工団体及びまちづくりに関わるNPO法人と「空き店舗等の有効活用の連携協定」を締結いたしました。
さらに、クラウドファンディング型ふるさと寄附を活用し、新規就農者向けの支援や、真岡のいちごの販路拡大及びブランディング化などの事業を推進してまいりました。
福祉分野では、介護に携わることへの不安を払拭し、潜在的な人材の発掘及び介護に対する理解促進を図るため、介護未経験者等を対象に、「介護に関する入門的研修」を開催するとともに、介護人材を育成し、持続可能なサービスを提供するため、介護職として働き始めた方や介護職を目指す方などを対象に、「介護職員初任者研修」を開催しました。
防災等の分野では、地区防災避難訓練や地域防災座談会など、様々な機会を捉えて、マイ・タイムラインの更なる普及促進を図ったほか、上下水道に関して、引き続き施設の老朽化調査を行うとともに、適正な料金等について「公共料金審議会」の意見を聴き、健全な財政基盤の確保に向けた検討を行うなど、市民生活及び地域社会に欠かせない重要なライフラインを安定的かつ持続的に運営するための検討を進めてまいりました。
そのほか、要望の多かった「コラボーレもおか」のミーティングルーム増設を実現したほか、いがしらリゾートの活性化に積極的に取り組み、「真岡いがしら温泉おふろcaf?いちごの湯」において、昨年3月のリニューアルオープンから半年で、入館者15万人を達成することができました。
以上は、市長就任後の取組の一例でありますが、今後とも、市民の皆様との対話、協働、連携を深めながら、スピード感をもって各種施策を推進してまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
そして、令和8年度の予算編成に当たりましては、まちづくりの指針となる「真岡市総合計画2025-2029」の着実な推進をはじめ、議会各会派からの建議要望や市民の皆様からの意見の反映などを軸に、『みんなが主役!次世代をはぐくむまちづくり予算』として、「選ばれる都市もおか」の実現に向けた予算編成に努めたところであります。
さて、令和8年度当初予算の概要でありますが一般会計の総額は、394億3千万円であります。
これは、前年度と比較いたしまして、5億7千万円、1.5パーセントの増加であります。
特別会計につきましては、全部で6つの会計でありますが、その合計は、170億9,002万4千円で、前年度に比べ、3億8,399万9千円の減少であります。
水道事業会計につきましては、23億2,902万3千円で、前年度に比べ、1億9,650万1千円の増加であります。
下水道事業会計につきましては、36億4,175万3千円で、前年度に比べ、3億9,141万7千円の増加であります。
これら、一般会計、特別会計、事業会計を合わせた当初予算の合計は、624億9,080万円で、前年度に比べ、7億7,391万9千円、1.3パーセントの増加となっております。
それでは、令和8年度予算の主要施策につきまして、公約に掲げた「7つのまちづくりの柱」ごとに、ご説明を申し上げます。
初めに、「子育て世代にもっと選ばれるまちづくり」についての施策であります。
1点目は、「児童育成支援拠点事業」として、養育環境から支援を必要とする子どもや家庭、居場所のない不登校の児童、ヤングケアラーなどに対して、新たな居場所を提供し、個々の児童の状況に応じた生活習慣の形成や学習支援などを実施することで、子どもの健全な育成支援の強化を図ってまいります。
2点目は、物価高騰の影響を受ける子育て世帯への支援として、3歳から5歳児の第1子の副食費を無償化し、経済的負担の軽減を図ってまいります。
3点目は、「乳児等通園支援事業」いわゆる「こども誰でも通園制度」を開始し、就労の有無や理由を問わず、全ての子育て家庭に対して、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化してまいります。
4点目は、乳幼児のRSウイルスへの感染や重症化を防ぐ取組として、新たに、妊婦へのRSウイルスワクチン定期接種を開始してまいります。
5点目は、「子育て世帯訪問支援事業」として、家事、育児等を支援するとともに、子育て等に関する不安や悩みに傾聴し、相談、助言等を行うことで、家庭における養育環境の改善を図ってまいります。
6点目は、言葉の発達に課題のある幼児への支援として、新たに「ことばの教室」において、言語聴覚士の個別指導を行ってまいります。
7点目は、地域における子育て支援の充実化を図るため、monacaの2階にある「子育て支援センター屋内型こども広場」において、保育所や小学校等による団体利用を開始してまいります。
8点目は、空き家の利活用促進の一環として、新たに、子育て世帯や若者夫婦に対し、空き家の改修費用を補助してまいります。
次に、「子どもたちがもっと元気に成長するまちづくり」についての施策であります。
1点目は、不登校対策として、全中学校へ校内教育支援センターの設置を拡大するとともに、支援員を1名ずつ配置することで、不登校児童生徒の登校復帰を支援してまいります。
2点目は、ICT教育の推進として、全ての小中学校児童生徒の学習用端末及び小中学校の普通教室、理科室、特別支援教室に配置した電子黒板の更新を行ってまいります。
3点目は、教育環境の改善として、中学校9校と真岡小学校の体育館空調設備設置工事を実施するとともに、その他の小学校13校においては、体育館空調設備の導入に向け、実施設計を行ってまいります。
4点目は、国の重点支援地方交付金を活用した事業として、小中学校児童生徒の給食費を無償化し、子育て世帯を支援してまいります。
5点目は、部活動の地域展開の推進として、新たに、陸上部と柔道部で休日の地域クラブ活動を開始するとともに、文化部を含めた部活動の地域展開の拡充に向けて、関係団体等との協議を進めてまいります。
6点目は、学校と地域との連携・協働体制の更なる強化を図るため、新たに6校へコミュニティ・スクールを導入してまいります。
なお、これにより、全ての小中学校へのコミュニティ・スクール導入が完了いたします。
次に、「若者がもっと働きたくなるまちづくり」についての施策であります。
1点目は、「市内事業者の人材確保と移住促進事業」として、合同就職面接会や合同企業説明会のほか、中高生を対象とした企業見学バスツアーを開催するとともに、UIJターンにより就業又は創業される方へ、引き続き、就業定住助成金を交付することで、雇用機会の確保と就業支援に努めてまいります。
2点目は、「いちごスマート農業導入支援事業」として、これまで実施してきたいちごハウスの環境測定装置の設置に対する補助に加え、新たに、いちごハウス自動換気装置の設置に対して補助を行い、いちご生産におけるICT活用を推進してまいります。
3点目は、中心市街地における空き店舗の利活用促進として、これまでの、空き店舗改修と家賃に対する補助に加え、新たに、生活空間と事業空間を分けるための工事に対して補助を行うことで、更なる利活用促進を図ってまいります。
次に、「高齢者や障がい者がもっと輝けるまちづくり」についての施策であります。
1点目は、災害時に自ら避難することが困難な障がい者、要介護者等の「避難行動要支援者」に対する支援として、引き続き、個別避難計画の作成を支援、促進することで、災害時の迅速かつ的確な避難支援を行ってまいります。
2点目は、介護予防事業として、引き続き、介護予防教室、フレイル予防教室、各種運動教室を積極的に開催するとともに、新たに「水中運動教室」を実施することで、楽しく介護予防に取り組める環境づくりを推進してまいります。
次に、「災害にもっと強いまちづくり」についての施策であります。
1点目は、消火栓等の消防水利がない場所でも消火活動を行うことができる簡易水槽を新たに3基購入するとともに、引き続き、消防ポンプ車の計画的な更新を行ってまいります。
2点目は、道路の冠水被害の対策として、田島地内の用水路と松山町地内の市道において、水位観測システムを導入し、水位の監視作業の効率化を図ることで、冠水被害の防止に努めてまいります。
3点目は、今年度から導入した「道路維持管理業務用タブレット」を、さらに1台追加で導入し、道路維持管理業務の更なる効率化を図ることで、平時における維持管理だけでなく、災害復旧も見据えた、道路維持管理体制の構築に努めてまいります。
次に、「地域の財産をもっと誇れるまちづくり」についての施策であります。
まず1点目として、今年は、二宮尊徳翁ゆかりの地であり、報徳仕法発祥の地でもある本市で、全国報徳サミット真岡市大会が開催されます。大会では、尊徳翁が過ごした桜町陣屋跡などの史跡案内や基調講演、その他関連事業の開催を予定しており、全国から多くの参加者を迎えることができる貴重な機会となりますので、これを機に、報徳思想の更なる意識醸成を図ってまいります。
2点目は、「井頭周辺活性化事業」として、栃木県が進める井頭公園東駐車場整備に合わせ、真岡いがしら温泉おふろcaf?いちごの湯の駐車場再整備を進めるとともに、「いがしらリゾートアウトドアフェス」など様々なイベントを開催することで、いがしらリゾートの更なる魅力向上と賑わい創出を図ってまいります。
3点目は、「中心市街地リノベーション事業」として、台町地区の市道247号線、いわゆる「ときわ町通り」において、歩道のバリアフリー化などの道路改良工事を開始するとともに、地域と協議を進めながら、官民連携によるにぎわい創出の検討を行ってまいります。
4点目は、同じく「中心市街地リノベーション事業」として、荒町・田町地区において、県の都市計画道路中郷八木岡線の拡幅事業と連携し、土地区画整理手法による沿道整備を行い、安全で快適な通行空間の確保に向けた整備を進めてまいります。
5点目は、今年度策定した「第3次真岡市環境基本計画」に基づく、カーボンニュートラルの実現を目指す施策として、「家庭向け脱炭素化支援事業費補助金」を交付し、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスいわゆるZEH住宅、電気自動車、省エネ家電の購入等への補助を行うことで、脱炭素化を推進してまいります。
6点目は、真岡木綿復興40周年を記念し、新商品を開発するとともに、引き続き、真岡木綿の機織り・染色体験、生産工程の見学、製品販売等を行い、真岡木綿の更なる普及促進と、織姫の人材育成を図ってまいります。
次に、「市民の声がもっと反映できるまちづくり」についての施策でありますが、令和8年度から「真岡まちづくりプロジェクト」の事業実施運営を「一般社団法人つむぐ」へ移行し、官民連携のもと、更なる事業の推進を図ることで、市民の手による「まちづくり」を進めてまいります。
続きまして、その他の主要施策についてであります。
まず、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量する「地籍調査事業」に着手いたします。この地籍調査には、土地トラブルの防止、課税の適正化、災害復旧の円滑化などの効果が期待でき、令和8年度は、調査の事前作業として、必要な基礎的資料の作成、説明会の開催等を実施してまいります。
次に、スポーツの振興に関する施策として、経年劣化が進む「真岡トクシン総合体育館」1階アリーナの床を全面改修することで、利用者の安全確保と利用環境の改善を図るとともに、「二宮運動場実施設計」として、施設の更新時期を迎えた二宮運動場のテニスコートエリアを有効活用し、スケートボード場を中心に年齢や性別、障がいの有無に関わらず誰でも気軽に楽しめる運動場の整備に向けた実施設計を進めてまいります。
以上、令和8年度予算についてご説明いたしましたが、施策の推進に当たりましては、職員一人ひとりが、主役としての意識とスピード感を持って、取り組んでまいります。
 

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