2019年度
2019-2020年 展覧会
第12回常設企画展 北川民次 絵本原画展
- 前期:2019年5月9日(木曜日)~7月8日(月曜日)
- 後期:2019年7月11日(木曜日)~9月2日(月曜日)
北川民次(1894-1989年)は、力強い独特の画風で母子や花、メキシコなどをテーマに二科会で活躍した画家です。静岡県出身の民次は、アメリカで美術を学んだ後、メキシコに渡り画家として活動しながら美術学校の先生を務めました。民次が絵本制作に取り組んだのは、メキシコで15年間の生活を終え、戦前に日本に帰国してからです。民次は、親交の深かった久保貞次郎(1909-1996年)に資金援助など協力を依頼し、芸術的な子どもの絵本制作に励みました。久保コレクションには民次が手がけた絵本の原画が多数収蔵されています。
本展では、北川民次が1940年代に制作した動物の絵本に注目し、前期では『ジャングル』(文:佐藤義美、画:北川民次 帝国教育会出版部 1942年)、後期では『うさぎのみみはなぜながい』(文・画:北川民次 福音館書店 1962年)の絵本原画を紹介します。生き生きと表情豊かに描かれた動物たちをご覧ください。また、渡辺私塾美術館からの特別出品作品として、民次と交流のあった画家藤田嗣治の版画も展示いたします。

<出品作家>
- 北川民次
- 藤田嗣治
主催:真岡市教育委員会
第13回常設企画展 メキシコに生きる画家 竹田鎭三郎-神秘に満ちた動物たち-
2019年9月5日(木曜日)~11月4日(月曜日・祝日)
竹田鎭 三郎は独自の伝統と文化を持ったメキシコに魅了され、1963年に憧れの国、メキシコへ渡ります。84歳になった現在もメキシコのオアハカ州で精力的に活躍している作家です。
本展では真岡市所蔵の久保コレクションから、竹田鎭三郎がメキシコで出会った神秘的な動物たちが描かれた作品を通し、人々を魅了し続けるメキシコの文化を紹介いたします。

<出品作家>
竹田鎭三郎
主催:真岡市教育委員会
第14回常設企画展 靉嘔 虹のはじまりを探して
2019年11月7日(木曜日)~2020年1月6日(月曜日)
靉嘔(本名:飯島孝雄)は、1931年に茨城県で生まれました。1950年代に瑛九を中心とする「デモクラート美術家協会」のメンバーとなり、瑛九と交流していた美術評論家の久保貞次郎とも親交を深めました。渡米後の1962年から作品に虹が現れ始め、“虹のアーティスト”として国際的に評価されるようになりました。以後、虹の探求は現在に至るまで様々なバリエーションで続けられています。
本展では、渡米前の希少なリトグラフ、身近にあるモチーフに虹をかけたシルクスクリーンなど21点の作品を紹介します。米寿を迎えた現在も活躍し輝き続けている靉嘔のパワフルでユーモラスな作品の数々をお楽しみください。

<出品作家>
靉嘔
主催:真岡市教育委員会
第15回常設企画展 花を愛でる 花を描く
- 前期:2020年1月9日(木曜日)~3月9日(月曜日)
- 後期:2020年3月12日(木曜日)~5月11日(月曜日)
季節ごとに多彩に咲き誇る花々は、古くから人々を魅了し続けてきました。芸術においても、花は作品制作の重要なテーマとして、今日まで多くの作家たちが描いています。
本展では、真岡市所蔵の久保コレクションの中から、花をテーマにした作品を展示します。前期では、メキシコから影響を受けた北川民次と竹田鎭三郎の作品を中心に、生命力あふれる花や人々の暮らしを彩る花を紹介します。後期では、靉嘔、浅香公紀、小田まゆみ、木村茂、藤本よし子などによる、繊細に表現された花や独創的なイメージで描かれた花の作品を紹介します。作家たちが思い思いに描いた彩り豊かな花々をお楽しみください。

<出品作家>
- 靉嘔
- 浅香公紀
- 小田まゆみ
- 北川民次
- 木村茂
- 久保貞次郎
- 竹田鎭三郎
- 藤本よし子
主催:真岡市教育委員会
地図
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更新日:2023年03月27日